SINLOG

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シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、日々の生活など気ままに書き綴ります。

「男性差別?」「女性差別?」どうでも良いし 、ジェンダー論なんてただの感情論。

男性差別も女性差別もないシンガポールに住んでいる自分がタイトルのようなことを言っても説得力に欠けるけど、そもそもジェンダー論に理論もへったくれもないだろう。

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男性差別反対、女性差別反対とか言うけれどただの男女の喧嘩でしょ?

ネット上では男性差別と女性差別に関する内容はここぞとばかりに蔓延っている。よく男性により男性差別として取り上げられてるのは、定番の「女性専用車両」について。女性により女性差別として取り上げられた記憶に新しいニュースは「ルミネのCM炎上の件」についてだろう。

書くまでもないけど、二つに共通しているのは、「女性専用車両」に対して批判しているほとんどが男性で、「ルミネのCM」に対して批判しているほとんどが女性であること。男性が女性の優遇に対して「ずるい」と言っていて、女性が「女におしとやかさを求めるな」という文句を言っているだけ。ただの小中学校での男子と女子の喧嘩のようなもの。

ジェンダー論は結局は感情論

「女性専用車両」に対して、女性優遇であると文句を言ったところで、実際に痴漢に遭う女性が女性専用車両に乗って痴漢に遭わなくて済むこともある。そんな事分かっていても男性は、ラッシュ時に一般車両が必要以上に混んでいて、女性専用車両だけがガラガラな有様を見て、女性専用車両に乗らない女性に憤りを感じることもあるだろう。かと言って、痴漢をする男性が消滅することのない変態国家では、女性専用車両が必要なのかもしれない。「女性専用車両を設置するよりも、全車両にカメラを設置する方が効果があるに違いない」という意見も目にするけど、そうなると今度はカメラ設置のための費用はどこから捻出するかという問題が出てくる。

ばっちり化粧をして、スカートを穿くことを薦めるような「ルミネのCM」を女性差別だと言う女性は多い。しかし、そんな風に「ルミネのCM」を批判している女性も、出勤前には必ずばっちり化粧をして、就職面接には必ずスカートを履く人がほとんどではないだろうか。あのCMに反対だから、化粧をせずパンツスーツで毎日出勤し、就職の面接に行く時だって、そのスタイルを変えない女性がどれほどいるだろうか。「このような社会は許せない」と女性は感情的になって文句を言って、あのCMを廃止させ、ルミネは一応謝罪らしきものをしたは良いものの、あの「ルミネのCM」に出てくるような、昔ながらの考え方をする団塊の世代の男性がいることは間違いないし、彼らの考え方を改めさせることは不可能に近いだろう。

何れの場合も、変えることが著しく難しい現状に対して、感情的に文句を言っているだけ。例えば、現代の高校生が学校の授業科目について「理科よりもプログラミングを勉強する方が将来の為になるのに・・・」と憤りを感じて文句を言うのと同じこと。文句を言う事でストレスを発散することはできるけど、現状は何も変わらない。

現状に文句があるなら環境を変えるか自分が変われば?

女性専用車両が許せない男性は、女性専用車両がない地域へ行けば良い。女性専用車両は都市部しかない。電車のラッシュとは無縁な地方や田舎にいけば、余程意識して女性専用車両の情報を探そうとしない限り、その存在を忘れて生活することができるだろう。「会社が東京にあって」「家族が大阪にいるから」なんていう言い訳をするぐらいなら現状に我慢するか、その現状に対してイライラしないように自分が変わるしかない。

「ルミネのCM」に限らず、女性差別発言に敏感な女性は多い。確かに現在の日本は職場では給料や立場において女性差別社会であると思う。特に派遣社員の女性だけにお茶汲みをやらせたり、女性の正社員ポジションはほとんどが給料の低い事務員だったりする。ただ数こそ少ないものの女性ばかりの職場もあるし、重労働だけどつぶしが効いて比較的高給も望める看護師などのポジションは女性が有利であることも事実。女性差別社会だと不満を漏らすことに労力を使うなら、職場、職業を変えるか、今の現状を甘んじて受け入れられるように自分が変わるしかない。

やっぱり究極の選択は自分で金を稼ぐこと

文句があって環境を変えたのが自分だ。大学を卒業して就職したての当時、ウマの合わない上司がいたり、納得できない社会のルールがたくさんあって、いつも不満タラタラだった。会社程度の大きさなら、がむしゃらに頑張って昇格して、会社の制度などを改革することで改善できるかもしれない。だけど、自分にはそんな素養もないし、気力もなかった。手っ取り早い解決方法は退職すること。退職後に語学留学して、結局今はシンガポールにある外資系の会社で働いているけれど、当時の自分の不満は大分改善されたように思う。

ついでに付け加えるけど、シンガポールでは男女がすごく平等だ。シンガポールでは男性に兵役義務がある。大学(ほとんどの場合はポリテクニックと呼ばれる短期大学)を卒業した後、男性は二年間ほど兵役に従事しなければならない。その結果、男性は会社で働き始めるのが、女性よりも二年遅れて、月収やポジションにも差が出てくる。だからシンガポールでは女性の管理職は驚くほど多い。こんな現状に対し「シンガポールは男性差別社会だ」なんて思っていたこともあるけど、よくよく考えれば女性は(本人が望むなら)出産があるし、出産後メイドに子供の面倒を見させられるようになるまで(シンガポールでは両親共働き、家事や子供の面倒はメイドに見させるのが当たり前)には二年程掛かる。男性は兵役義務があるし、女性は出産がある。どちらに費やす期間も約二年でイーブン過ぎると思う。

そんなシンガポールにある外資系の会社で働くようになって、不満もほとんどなくなったけど、不満は「ほとんど」なくなっただけで、全くなくなった訳ではない。会社という組織で働いている限り、自分が納得できなかったり理不尽だと思うルールに従わなければいけない時もあし、文化の違いのためにイライラすることも少なくない。だけど、以前のように我慢できないレベルではないので妥協している。

「でも、やっぱり嫌だ!今の不満を解消するにはどうすれば良いのか?」と考えた場合、結局自分で稼ぐしかないという結論に至る。仮に自分にビジネスの才覚があったとしても、会社を作って人を雇って酷使するのは、恨みを買うし心が痛い。だから、稼ぎは少額であっても、時間にも場所にもとらわれず、且つ一人でできるビジネスが理想的だ。長年同じ会社で惰性で働き続けて月収60万を稼ぐ人と、自分の力で月収6万円を稼ぐ人を比較した場合、後者の人の方が明らかにすごいし尊敬できる。場所や時間にとらわれない自分の力で稼ぐ能力さえあれば、不満が出てきた時に、いつでも環境を変えられると思うからだ。悲しいかな「その自分で稼ぐ力を如何にして身に着けるか?」答えはまだ見つかってない。常に模索中である。