SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、日々の生活など気ままに書き綴ります。

毎日2食なのに食費に月6万円使っている事が判明した - シンガポール現地採用社員の毎月の食費を公開します。

フランス革命前に民衆が貧困と食料難に陥った際、「パンがない?パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と言ったマリー・アントワネットという人物の名前は、真っ当な教育を受けた日本人なら誰もが知っているだろう。

宝石やドレスを買いあさり贅沢の限りを尽し財政が破綻したとして『赤字婦人』の異名も持つが、王妃であり当時最先端の流行を作り上げていたファッション・リーダーでもあった彼女の生活に、憧れる日本人女性も少なくないのでないだろうか。

しかし、シンガポールでは少し様相が異なるのかもしれない。

シンガポールに一般常識はない

数年前の話。シンガポール人の元カノがネットで日本の結婚式の写真を見ながら聞いてきた。

(*゚∀゚)「この女性が頭に被っているものは何?」

( ゚Д゚)「(スクリーンを見ずに・・・)知らないよ(ヴェールだろうか?)。マリー・アントワネットの真似でもしてるんじゃないの?」

(*゚∀゚)「え?マリー・アントワネットって何?」

( ゚Д゚)「ま・・・まじー!?」 

しばしば教育レベルが高いと言われるシンガポールだが、この時、この国の教育は語学、IT、科学など実用的なものに偏っていると実感したのだった。元カノはどちらかというと理系の専攻なので、社会や歴史は殆ど勉強していない。 

この国の高等教育を受けた人はみんな何らかのスペシャリストであるが、シンガポールには、日本ほどはっきりした形で一般常識というものは存在しないのだ。

だからだろう。シンガポールに「アントワネット」という名前のレストランがあろうとは、予想だにしなかった。

或る日曜日のお昼下がり。前日の「シオッ巻きディナー」に引き続き、早朝から、英語より中国語の方が得意な日本人駐在員ニーツと、食べる為に生まれてきたようなフーディーなシンガポール人女性シェリルと共に行動していた。

今年6月に完成した、シンガポール・スポーツ・ハブの競泳プールにてひたすら泳いだ後、「美味しい店があるのだ」というシェリルの勧めで我々はここにやってきた。

レストラン「アントワネット」

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如何にも高級店な装いだ。早速中へ入ると、なるほど差し詰め早めのクリスマス会でもやっているのだろうか、お金持ってそうなシンガポール人の団体、カップルなどが日曜のお昼時を楽しんでいた。

メインディッシュの価格帯はSGD15.00〜SGD36.00。昼食である事を考慮すると安い金額ではないが、「アントワネット」という店の名前にしては安い。

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メインディッシュ

和牛アニョロッティ SGD28.00

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ニーツが注文。和牛にやられたらしい。麺類のパスタが来ると思いきや、アニョロッティとは麺類ではない詰め物入りパスタだった。

ニョッキパスタ SGD22.50

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自分が注文。大好物のカルボナーラ。麺類パスタが来ると思いきや、ニョッキとは固形パスタの事だった。

リブロースビーフステーキ SGD36.00

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シェリルが注文。一番ボリュームがある旨そうな肉。きっとこれを食べるために水泳でハードにカロリー消費していたに違いない。

ケーキ

そもそも、この店は、フーディーなシェリルが美味しいケーキの店を検索して発見した店だという。うまい料理を堪能した後もティー、コーヒー、ケーキと注文が留まることはなかった。

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シンガポール人金持ち?

前日は同じ面子で「シオッ巻き」を食べた後、ドラッギストという各国のビール、ハーフグラスSGD10.00前後で楽しめる店で、終電ぎりぎりまで飲んでいた。前日のディナー、このブランチで諭吉一枚以上消費している。

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将来的には恩恵の方がでかいのだが、シンガポール人は外国人とは違って月収の20%を年金(CPF)として収めないといけないから、手取りが少なくなる。オフィス勤務のホワイトカラーだが、アパレル関係勤務のシェリルは一般的なシンガポール人と言っていいだろう。そんな彼女に「金使いすぎじゃない?」と思って聞いてみた。

Xin「昨日に続いて今日。今週結構食べ物に金使ってるよね。」

ニーツ「うん。そうだよね。」

Xin「シェリル、お金持大丈夫なの?」

シェリル「大丈夫。もちろん毎回こういう店に来るわけじゃないし。」

Xin「日本のサラリーマン男性の平均は4万円ぐらい、主婦の人は1回1000円のランチがプチ贅沢とされてるんだよ。」

シェリル「それ、すごく可哀想」

彼女はそれほど「その日暮らし」な性格ではないし、結構金銭的に余裕があるんだろう。他の自分の周りのシンガポール人も、やれ一着5000円くらいする服だの、一足7000円くらいするヒールだの、結構金を使ってる。

自分の一月の食費

友人の事は置いといて、ここ数年全て外食(と言ってもシンガポールは外食の方が安い)の自分は、一ヶ月どれぐらいの食費を使っているのか?改めてざっくり計算してみた。

平日の食費

朝食は完全に抜き、昼食はドリンク代込でGD6.00。夕食は週に二日くらいはSGD7.00くらいのビールを飲むから、飲まない日も考慮に入れ毎回SGD9.00くらい掛かっているとして・・・

SGD15.00 ✕ 20日 = SGD300.00

週末の食費

当記事のように友人と食事に行く回数は週末5〜7回程度。晩御飯ならお酒も飲んでSGD50.00以上掛かることもあるけど、平均すると一食SGD50.00ぐらいだと思う。回数は真ん中とって月6回食事に行くとして・・・

SGD50.00 ✕ 6回 = SGD300.00

週末は大体朝も食事抜き。一人で食べる週末の食事では、ドリンク代金含めSGD8.00くらい使っている。週末8日間の昼&晩の食事、回数計16回から、上記のようなレストランに行く回数6回を引いて計算すると

SGD8.00 ✕ 10回 = SGD80.00

一月の食費概算

SGD300.00+SGD300.00+SGD80.00=SGD680.00(約6万円)

もちろん平日にレストランに行くことだってあるし、レストラン外食が極めて少ない月もあるけど、大体こんな感じだと思う。

月収の半額は貯金できてる

現在は禁煙中(確実に成功したと思われる)だけど、喫煙していた時期は毎月以下の金額が上乗せだった。

煙草一箱SGD10.00✕30日=SGD300.00

喫煙していた時でも、月収の半額ぐらいは貯金できていた。月収は他の同世代の現地採用の人よりは貰ってるとは思うけど、所詮底辺な現地採用、そんなに貰っているわけじゃない。服だって買うしレジャーだってする。我慢しているわけじゃなくて、遊ぶ時は遊ぶ。

ま、自分の場合は、シンガポールで間違いなく一番高くつく家賃がSGD650.00で済んでいるのが大きいのかもしれない。

こう考えると「シンガポールは現地採用でも結構お金貯まるんじゃないのか?」と思った。ま、保険も退職金も、何の保証もないからリスクは高いかもしれないけど。