SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、日々の生活など気ままに書き綴ります。

海外でもオスのメス化、メスのオス化?最近「女に座らせられている男」をMRT(電車)内でよく目にする。

もちろんシンガポールでの話だ。最近やたらと彼氏や夫を優先席に座らせて立っている女性を良く見かける。一ヶ月以内に5件ほど目にした。

男を座らす女、最初に見かけた1例目

とある休日のお昼時。シンガポールのMRT(電車)の車内にて。自分の右隣にシンガポール人のカップルがいた。彼氏の方が右隣の優先座席が空いた時に咄嗟に席を確保&着席したのだ。周りに老人等いない。着席後、彼氏は「この席に座りなよ」と彼女に一声。彼女は「別にいいよ」と返事。

 

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彼氏「ここに座れよ。」

彼女「いいよ。私はいいから(もじもじ)。」

彼氏「でも。座りなよ。」

彼女「いいの。私は大丈夫だから!」

こんなナヨナヨしたやりとりが5回ほど行われていた。彼女は怒っている風でもなく、自分の脚を彼氏に脚にくっつけて、なんとも仲良さげな感じだ。彼氏は体調が悪いのだろうか?風邪でも引いているのだろうか?少し右隣に座っている彼氏を観察してみたが、いたって健康そうな感じだった。

この日は週末。自分は昼頃まで爆睡したあと、買い物に出かけるため電車に乗っているところだった。途中の駅で偶然目の前の席が空いたので座っていたのだが、すこぶる元気だった。むしろダイエットのためには座るより立っていたほうがよい。このカップルの光景を見て、いっそのこと彼女に席を譲ってやろうかと思った。しかし、特に理由もないのに譲ったら「何こいつ下心でもあるのか?キモチワルイ!マジキモチワルイ!キモチワルイラー!クリーピーレイッ」とか思われるかもしれない。なので席を譲ることはなかった。ヘタレである。ぐうぜん次の駅で自分の左隣が空いたので、席を譲るかわりに左にシフトした。

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彼氏「ほら、ここ空いたから座れよ!」

彼女「う、うん(もじもじ)。」

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彼女がずっと彼氏の方へ身体を向けている。ラブラブだ。何とも微笑ましい。「ありがとう」の一言くらい、こちらに飛んでもきても良いものではないかと思ったにも関わらず飛んでこなかったことも全く気にならないくらい微笑ましかった。二人に対し好感が持てた。

似たような光景を良く見かける

それからというもの。週に一回くらいのペースで座席に男性だけが座っているカップルを見かける。ちょうど昨日も老年夫婦のおばあさんが、おじいさんを優先座席に座らせ、隣の席が空いたらおばあさんも座る。という光景を見た。「おじいさんが亭主関白風だったのでは?」と思われるかもしれないが。おじいさんは、ちょうど老年期のリー・クアンユー氏の雰囲気の似た優しいそうな方だった。

断っておくが自分はフェミニストじゃない。別に当エントリーを通して「女性に譲るのがマナーだろボケカス」とか言いたいわけじゃない。むしろ日本の基準で言えば少しアンチフェミニスト寄りだと思う。だけど、こんな記事には何となく納得してしまう。

(これは性別を全く逆にしても興ざめだと思うけど。)

いつから変わった?

シンガポールは以前はイギリスの植民地だったこともあり、イギリス文化の影響を受けている。教育にしても、英語にしても、イギリスのものをモデルとしている。

したがって人によって差はあるものの、西洋かぶれしているタイプのシンガポール男性は、レディファーストというものができると思う。優先的に電車の座席に女性を座らせることが、レディファーストに該当するのかどうかは分からないが、少なくとも日本人男性と比べるとそういった類の女性の扱いは得意なはずだ。にも関わらず女性によって優先的に座らせられているシンガポール人男性を見るたび「一体どうなっとんや?」と思わされる。

自分が記憶する限り、以前はこのようなケースはシンガポールでも稀だったと思う。自身もシンガポール人の彼女がいたことがあるが、バスや電車の席が空席になろうものなら「私が優先的に座って当たり前でしょ?」みたくな態度で座られる。根拠はないが、女に座らせられる男を現れはじめたのは、ここ1年前くらいからではないだろうか?

性別が逆転している?

2009年末から放送開始されていた『僕のSweet Devil(海派甜心)』という台湾ドラマを最近観た。日本でも放映された言わずと知れた恋愛ドラマ。

僕のSweet Devil ノーカット版 DVD-BOX 1

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主人公がお金持ちの御曹司。大学生時代から話が始まる。主人公とヒロインが学生時代に恋に落ちる。事故ではどちらかが記憶喪失になる。数年後に再開する。ウソ、ダマし合いのやり取りを経て結局はハッピーエンドで終わる。といった点が、以前観た『秋のコンチェルト(原題:下一站, 幸福)』と全く一致していて驚いた。恋愛ドラマではよくあるパターンだが。

唯一違う点は『僕のSweet Devil(海派甜心)』では、ヒロインが完璧に男性役を担っていること。たとえば全体からすると占めるウェートは豆粒程度だけど、主人公(普通はヒロイン)が悪の組織に連れ去られヒロインが助けに行く場面がある。ヒロインが悪の組織の手下をボコボコにするが、主人公が殺されそうになり、今度はヒロインがボコられる。

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(「こいつが死んでもいいなら、そもまま続けるがいい。」)

Hi My Sweetheart Episode 13.7 [ENG SUB] - YouTube

最終回の結婚式にて。自分の息子のように主人公を可愛がっていた主人公姉が、彼女の思いをヒロインに伝えたあとの返事。

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(「私が薛海(彼)を守る。誰も彼に手を出すことができない。私がついているから」・・・といったようなセリフが後につづきます。)

Hi My Sweetheart Finale Episode 14.4 END [ENG SUB] - YouTube

海外でもオスのメス化とメスのオス化なのか

草食男子と肉食女子の言葉に代表される、男性の女性化と女性の男性化。今まで日本だけの現象だと思っていたけど、2009年に台湾で既にこんなドラマが放映されていたとは少し驚いた。けど何もかもが日本に似ている台湾だけに、こういうドラマがあるのは想像に難くない。

でもシンガポールの「電車で女が男を座らす現象」は相当驚いた。レディーファーストな騎士の国イギリスに植民地化され影響を受けた国なのに何故こうなる。

すごく興味深い。シンガポールに住んでいてMRT(電車)を利用する習慣のある人は是非社内のカップルを観察してみてほしい。一体どんな背景があるのか?今度ローカルの友人に聞いて見ようと思う(←何も発見のない記事でサーセン!)。