読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シンログ

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、日々の生活など気ままに書き綴ります。

SINLOG

「メルカリ」というフリマアプリが流行りらしいけどシンガポールでは絶対に流行らないと思う。

◆雑感


どうやら「メルカリ」と呼ばれるフリマアプリが流行っているらしい。商品の撮影、出品、取引、支払いなど、何から何までアプリ内で手軽に完結できるのが魅力だとか。全世界3,200万ダウンロード。これはすごいダウンロード数だと思う。

シンガポールでNO1のフリマアプリ

フリマアプリ。そういうえば自分が滞在しているシンガポールにもCarousellと呼ばれる、現地で人気のアプリがある。東京都23区ほどの大きさしかない国内で流行っているため、代金支払い&商品受け渡し方法は、実際に会って行うのが主流になっている。

自分も過去に「Carousell」を使って、約8万円の高島屋商品券を一瞬にして売ったり、約12万のパソコンを半額以下で購入したことがあります。

気になるのでメルカリのインスールを試みる

メルカリ・・・人気らしいけど、どうも上の「世界3,200万ダウンロード」の記事を見る限り、あまり機能的には「Carousell」と変わりなさそう。いったい「Carousell」とどう違うのだろうか。インストールして試してみよう。なんせ世界3,200万ダウンロードだから、ここシンガポールでもインストールできそうだ。

「よし、Play Store(当方アンドロイドユーザー)で検索だ。うりゃ!」

その結果、メルカリが・・・・

f:id:xinsg:20160315175155j:image

検索結果に出てこない・・・(*´Д`)

f:id:xinsg:20160315175206j:image

しばらくして、日本とアメリカだけでしか使えないことに気づく。なら世界3,200万ダウンロードなんていう表現はしないでほしい。世界は日本とアメリカだけじゃない。

メルカリ (mercari) とは、日本およびアメリカにてサービスを提供しているフリマアプリである。

メルカリ - Wikipedia

Carousellの特徴

シンガポールでは「出会系アプリ=Tinder」「フリマアプリ=Carousell」と相場が決まっている。Carousellはシンガポールの会社だけど、シンガポール周辺とアメリカにも展開していて、メディアに取り上げれることもしばしば。

Carousellのサービス地域

Carousell (旋轉拍賣) is a Singaporean e-commerce company, providing consumer to consumer sales servies via a mobile application. It is headquartered in Singapore. Carousell operates within countries like Singapore, Malaysia, Indonesia, Taiwan, and the United States of America.

Carousell(旋轉拍賣)はシンガポールのEコマース企業で、モバイルアプリ経由でのユーザー間の商品売買サービスを提供している。本部はシンガポール。Carousellのサービスは、シンガポール、マレーシア、インドネシア、台湾及びアメリカ合衆国で展開されている。

Carousell (company) - Wikipedia, the free encyclopedia

Carousell関連のニュース

悪いうわさのニュースもあるけど、とにかく注目はされているということ。

しかし、ダウンロード数は思いのほか少なくて驚いた。

f:id:xinsg:20160316114315j:image

もしかして、これって他の企業が入り込める余地があるのでは?

メルカリはシンガポールに進出したら上手くいくか?

例えダウンロード数が少なくとも、既に現地では「フリマアプリはCarousell」という認識がある。仮にCarousellに勝って圧倒的なシェアをシンがポールで獲得したとしてもシンガポールの人口はたった600万人。「バブゥ」と生まれた赤子から、余命いくばくもない年配の方々。彼らがみんなメルカリをインストールしたとしても、現在のダウロード数3,200万の5分の1にも満たない数が増えるだけ。マーケットが小さすぎる。メルカリにとって進出する価値ない。

加えて、シンガポール人は、(金持ちかどうかは別として)ケチケチせずに金を使ってしまう人が多いため、「欲しいものをフリマアプリで探して安く買う」という人口はさらに限られると思う。スマホアプリで交渉して買う暇があれば、店に買いにいく人がほとんどだろう。

よって、メルカリがシンがポール進出しても、オンラインショッピングで圧倒的な人気を誇るQoo10があるにも関わらず、シンガポールに進出してきて撤退した楽天の二の舞になると思う。

インドネシアならいけるんじゃないか?

人口2億5千万人で、現在も爆発的に増え続けている新興国インドネシアなら進出する価値があると思う。Carousellにインドネシアのユーザーがどれほどいるかは分からないけど、ダウンロード数から考えて、Carousellはインドネシアでは芳しくないと考えるのが妥当だ。しかしインドネシアではフリマアプリを使いそうな中産階級がどんどん増えていきそう。

ジャカルタ・グローブ紙によると、ボストン・コンサルティング・グループは、現在7400万人であるインドネシアの中産階級が、2020年には1.4億人に達すると予想しているとのことです。

インドネシアの中産階級は2020年には1.4億人

以前シンガポール島から高速船で数時間の場所にあるインドネシア領のバタム島へ出かけた。現地の大学生に案内をしてもらい、NAGOYA HILLという島内最大の巨大ショッピングモールに連れて行ってもらった時に聞いた話。彼らはこういったモールでは買い物はしない。

f:id:xinsg:20160526012608j:plain

それほど裕福なわけでもない。だけど大学には行かせる余裕がある「中産階級」という言葉がぴったりの家庭で育った大学生(ちなみに中華系ではない)。彼らにとってもこういったショッピングモールの物は高すぎる。このNAGOYA HILLのターゲットはシンガポール人、中国人などの外国人、および一部の金持ち。

じゃあローカルインドネシアンはどこで買い物をするのかと聞くと「オンライン」という返事が返ってきた。フリマアプリではユーザーが価格を設定できるから、どんな国でも現地に住む人々が無理なく買える妥当な価格で物が市場に出回る。一億中産階級社会まっしぐらのインドネシアにぴったりではないか。現状としてCarousellがインドネシアでそれほど流行っていない(と思われる)のは、運営に何か問題があるのだろう。

実はシンガポールでもCarousellでの問題は山積みだ。アプリを使った詐欺。予約したにも商品を買わない(現地に現れない)ゴーストユーザー。やたらと交渉して出品者の手を煩わせる購入希望者の存在。それでもやはりシンがポールでは一番ユーザー数が多いから、みんなCarousellを使っているというのが現状だと思う。

つまり、まだCarousellが広まりきっていないインドネシアで、現状のCarousellの問題点を克服できるようなフリマアプリをローンチすれば、めちゃくちゃ流行るのではないか?そんな事を思ったのでふと当エントリーをかいてみました。