SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、日々の生活など気ままに書き綴るシンガポール ブログ。

シンガポールでシン・ゴジラを観てきたけど、シンガポール人の友達の感想が「会議ばかりでつまらなかった」だった。

こんにちは。シン・ゴジラの綴りが「Xin Godzilla」じゃなくて「Shin Godzilla」であったことにショックを隠せないXin(しん)です。うそです。

シンガポールのシンゴジラ

日本で7月29から上映され、何かとネット上でも話題になっている「シン・ゴジラ」。シンガポールでも日本の約1ヶ月遅れで、8月25日から上映が開始されています。

日本ネタが好きなシンガポール人の友達に誘われて観に行ってきました。自分は思いのほか満足、言いだしっぺのシンガポール人は不満足、という結果に終りました。

http://www.animenewsnetwork.com/thumbnails/max1000x1500/cms/news/104756/shingodzilla.jpg

シンガポールにて上映のシンゴジラは英語&中国語の同時字幕でした。日本人でも難しい政治家・官僚の人たちしか使わないような専門用語が盛り沢山の映画でした。中華系シンガポール人なら、中国語字幕のお陰で、何とか理解できるんじゃないかなと感じました。

ゴジラ対日本がリアルに再現されてた(ネタバレ含む)

自分はゴジラの映画は、物心ついか頃から観たことがなかったです。ゴジラのテーマの歌詞は「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラとメカゴジラ♪♪」だと思っていたほどゴジラには疎いです。きっとゴジラと何か生き物が闘うんだろう。そう思っていたため、今回のゴジラの相手が日本だと知ったときは驚きでした。

感想は「とんでもなくリアルだった」の一言に尽きます。

緊急時でも手続きを経ないと物事が進まない政治体制や憲法九条(相手ゴジラやのに)により、自衛隊の出動が遅れて被害が拡大したり・・・

苦労して集めたお偉い生物学者たちの見解が拍子抜けするほど参考にならないものだったり・・・

総理大臣が亡くなってしまった後、実力というより、年功序列で臨時内閣のトップが決まったり・・・

原爆投下という国連決定事項が実行される前に、日本が団結してゴジラをやっつける物語なので、決して日本のネガティブな面ばかりではないですが、特に前半は日本の政情に対する風刺であると捉えずにはいられませんでした。

実際に東京に「ゴジラ」が現れたら、日本政府はどう対処するのか。想定外の出来事に対する日本の体制の惰弱さが、見事に再現されていましたね。

友達の感想を聞いてみた

映画を見て余韻に浸った後、一緒に見に行ったシンガポール人の友達(女)と日本人の友達(男)に感想を聞いてみました。

Xin(しん)「映画どうだった。」

S友「もう、会議ばっかりでつまらなかった。」

Xin(しん)「まじ (´Д`)?」

S友「もっとゴジラの迫力のあるシーンを期待してたのに。」

Xin(しん)「武力行使とか原爆とか、日本はいろいろ汚くてどす黒い歴史があるから、スムーズに進まんねんって。」

見終わった直後は日本に興味のある外国人にこそ観てほしい内容だ、と思いましたが、同時に日本の法律、政治、特徴などが過剰に前面に押し出されているとも感じました。

一方、日本人の友達は。

Xin(しん)「映画どうだった。」

J友「ああ、石原さとみ、悪ないな思ったわ!」

Xin(しん)「そっちかー( ゚Д゚)!!」

J友「うん。ええキャストやったな。」

石原さとみの英語の発音が完璧じゃない、発音が酷かった、とネットで叩かれてますが、その現象自体が英語について著しく敷居が高い日本らしいな、と思いました。シン・ゴジラめ、現実世界にまで日本らしさを持ってきますね。

確かに彼女の英語には、少し違和感があっけど、その原因は発音のせいではなく、どこかしら英語の発音だけがアメリカ英語のコピーになっていて、セリフの中に魂が籠っているように聞こえなかったからだと思います。

シンガポール人のレビュー見つけた

他にシンガポール人のシンゴジラの感想ないものかとぐぐってみました。まともな感想みつけました。

Just watched the movie. It's a tense action/monster/metaphorical movie that even non-Godzilla fans will enjoy. It doesnt feel long at all.

映画を観た。ゴジラファンじゃない人も楽しめる、シリアスなアクション/モンスター/隠喩的な映画だ。映画の上映時間が長いとは感じなかった。

I suspect my review may be the first real review here. I just watched the movie. In a nutshell, it's a tense action/monster/metaphorical movie that even non-Godzilla fans will enjoy. It doesnt feel long at all. As you may know, Godzilla is really never about the monster. Godzilla is a metaphor for a (man-made) disaster/crisis of epic proportions, and man's response in the face of a seemingly unstoppable force. A lot of first rate acting by the cast, with Anno taking well placed potshots at the ineffectual Japanese response. Of course, the special effects are amazing. And you will not be disappointed when Godzilla unleashes hell. Ultimately, thus film is about resilience in the face of overwhelming adversity, and the best and worst of humanity brought to the forth. Godzilla Resurgence is truly a very good movie which can be enjoyed on many levels.

私のレビューがここでの最初のレビューかもしれない。映画を観てきた。ゴジラファンじゃない人も楽しめる、シリアスなアクション/モンスター/隠喩的な映画だ。映画の上映時間は長いとは感じなかった。知ってるかもしれないけど、ゴジラは決してモンスターの類ではない。ゴジラは大規模な災害/危機、止まない人類の武力行使への反応、それらの象徴だ。庵野により、序盤の大部分は無駄な日本人の対応(会議?)にスポットがあてられている。キャストの一流の演技の数々で、日本政府による効果のない対応に、庵野はよく練られた批判を展開していた。もちろん、特殊効果は驚くべきほどすごい。ゴジラが辺りを地獄たらしめる有様は、あなたの期待を裏切らないだろう。究極的には、圧倒的な困難に直面し、最善と最悪を経験した人類が、いかに立ち直るかについての映画である。復活したゴジラは、あらゆるレベルで楽しむことができる、本当に良い映画だ。

Watch Shin Godzilla (2016) In Singapore Cinemas

やっぱり、会議の部分は「無駄な時間」と感じる外国人が多いんですかね。会議の場面こそ日本くささが出ていて、外国人に日本とはかくありと伝えることができる良い部分だと思っていたんですが。日本人としてのバックグラウンド知識がないととっつきにくいんでしょうか。

↑ ↑ ↑ 

英文読み間違えた自分の誤解でした。しかし、会議の部分が邪魔だ、という意見は外国では多いようです。

【悲報】『シン・ゴジラ』シンガポールで酷評「会議ばっかりでつまらない」「CGは玩具で演技は下手」:はちま起稿

アメリカやシンガポールの「シン・ゴジラ」が見てみたい!

よく聞くお船の上でのエスニックジョークではないけど、「シン・ゴジラ」のゴジラがアメリカに上陸したとしたら、アメリカ政府なら対処するのか非常に気になりました。景気よく原爆ぶっ放してやっつけるのかな?

はたまた、シンガポールに「シン・ゴジラ」のゴジラ上陸したら、シンガポール政府はどう対処するのか。これについてはめっちゃ気になるけど、なかなか想像できないです。劇中に「なんで東京に来るんだ ( ゚Д゚)!?」という場面があったけど、場所がシンガポールなら、東京23区ぐらいの大きさしかない国だけに「なんでシンガポールに上陸したんや( ゚Д゚)!?Wah Lau Eh!!」とか言って、最新兵器を投入してゴジラを抹殺してそうです。

そんな色んな楽しみ方できるシン・ゴジラ。まだまだ絶賛上映中です。まだ観てない方は是非。