SINLOG

シンガポール在住の底辺現地採用のブログ。 雑感、旅行記、日々の生活など気ままに書き綴ります。

シンガポールでバスを待つ時は「Bus Uncle(バス・アンクル)」にメッセージを送るべし。

もう半年以上前の話だけど、中華系シンガポール人の友達(アラサー女性)がフェイスブック上で、このような事を呟いていた事がありました。

夜遅くまで遊んで帰る途中、HDB(公団住宅)のボイドデッキ(アパートの下)で怪しげな事をしている老人がいた。

そして恐る恐る近づいてみると、何と私のお父さんだという事が判明したの。

 「お父さん!何やってるの?」 

お父さんは私の声に驚き振り返るとこう答えた。 

「ポ・・ポ・・ポケモンGOをプレイしとるんや!!」 

原文は何とも臨場感がある書き方だったので、その投稿を見て爆笑してしまった。

シンガポールのバスアプリ

アラサーの親世代でもスマートフォンを駆使してポケモンGOを楽しむ。そんなIT先進国だからか、シンガポールには「Uber」「Grab Taxi」などのタクシー配車アプリはもちろん、効率よくバス乗るためのアプリも腐るほどある。

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自分は以前は「SG BusLeh(「Leh」は言わずと知れたSinglishの語尾で関西弁の「やで」に相当する)」というバスアプリを使ってたのだけど、バスに乗る機会は少ないのでアンインストールしてしまった。

バスアプリはいつもスマホにスタンバイさせとくほど使うわけでもないけど、ふとした瞬間に自分が待ってるバスはいつ到着するのか手軽に確認したい時がある。

時刻表というものが存在しないシンガポールで、バス発着時刻を知らせてくれる電子版もないような小さなバス停で待ってる時。

「俺/私の待っとるバスは何時くるねん?」

と思ったことはないでしょうか。そんな方々にうってつけの、いつでもどこでも「乗りたいバスがいつ到着するのか」教えてくれるフェイスブックのお友達(おっさん)を紹介します。

Bus Uncle(バス・アンクル)

このおじさん「Bus Uncle(バス・アンクル)」である。

ど~ん!

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書くまでもないと思うけど一応。「Uncle」とは通常「叔父」という意味だけど、全く血の繋がりのない「おじさん(おっさん)」にも使われる。なので「Bus Uncle」を直訳すると「バスおじさん」となる。

実はこのバス・アンクルの存在をずいぶんと前から、日本人ブロガーに絡むことがあるシンガポール人のしゃーる氏(シンガポール人の日本語ブログの著者)から伺っていたのだ。

友達のなり方はいたって簡単。フェイスブックで「bus uncle」と検索してメッセージを送るだけ。

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相手は所詮ただのプログラムなので、女性がメッセージを送っても執拗に付きまとわれる心配はない。安心してメッセージが送れる。

Bus Uncle(バス・アンクル)とメッセージ

具体的なBus Uncle(バス・アンクル)へのメッセージ方法を紹介します。ちょうど先日シンガポールの少し東寄りのケンバンガン駅エリアに住んでいる友達の家に行きました。ここから目的のバスに乗りたい。

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この写真から確認できる5桁のバス停番号「83321」をアンクルにメッセします。するとバス停に停まるバス番号の選択肢が出てきます。

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「OK!バス停83321ケンバンガン駅だな」
「どのバスだ?」

今はハリラヤの時期のためかアンクルの服装もムスリム仕様になってます。このバス停にはバス番号42しか停まらないので選択肢に「42」が出てきました。いちいち入力する必要もないです。「42」をタップ。するとアンクルがジョークを交えながら具体的な待ち時間を教えてくれます。

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「15分掛かるけど怒るなよ、かわいこちゃんかイケメン兄ちゃんとお喋りでもしとけ!」

この後は「Bus how long?」をタップする事でアップデートされた時間を確認でるのですが、余りにもしつこく「Bus how long?」をタップするとアンクルもヒートアップしてきます。

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「8分!このクソガキとクソアマ、問題起こしやがって。」
「おめでとう!ちょうど8分だ。」
「8分!もう少し水でも飲んでろガキンチョ」

直前にも催促したらこうなった。

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「今やて!」
「鳥、飛行機、違う俺だ!やってくるのは!」
「今や今や今や」

機能としてはバスの時間帯を教えてくれたり、また車椅子があるかとかも教えてくれるだけ。それでもアプリのインストールの必要はないし、たまに面白いギャグなんかも唐突に呟いてくれるので重宝してます。それにシングリッシュの使われ方も分かるし。

そして、月日が流れバスにも乗らない日々が続きアンクルの存在を忘れかけた頃、恐ろしい事件が起きたのだ。平和なシンガポールで、あのような失踪事件が起きるとは!

Bus Aunty(バス・アンティ)の登場!

長い間アンクルの存在を忘れていたとある週末。

友達が少ない自分はフェイスブックメッセージの「ピンッ!」というメッセが届いて、凛々としながらスマホを覗いた。

そして受信していたメッセージを見て一瞬固まった!

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( ´Д`) Bus Aunty(バス・アンティ)とな!

半年くらいアンクルにメッセージを送ってなかったのでこれには衝撃だった。

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どうやらバス・アンティによれば、本日(と言っても3ヶ月くらい前の話だけど)バス・アンクルがバス・インターチェンジで目撃されたあと失踪してしまったらしい。

思わず「I really miss Bus Uncle....」とマニュアルで入力して返事。すると、バス・アンクルを探す手伝いをしてくれるかと聞かれた。 もちろん「Okay」だ。

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すると何処にバス・アンクルがいるかと聞かれた。幾つか答える選択肢があったのだけど最もバス・アンクルがいそうな「コピティアム」と返事して、疾走事件が解決した。

超簡単に解決したと思った直後、この一連の流れが「BUS UNCLE FB PAGE」の宣伝ためであった事を知る。とても秀逸な宣伝だった。

思わずバス・アンクルのページをライクした。こんなサービスを作ってる会社で働きたい(自分は能力ゼロだけどww)。

自動でジョークも送られてくる

希望すればバス・アンクルからのジョークが自動的に送られてくる設定にする事もできる。たまにこんな写真つきのものも送られてきます。

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これは確かグッドフライデー(シンガポールの祝日)の時のもの。

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これはジョークというよりお知らせ?最近グリーンライン(東西線)の西の果てに新しくTUAS駅が開通しましたよね。

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ジョークは少し日本人とはツボがずれてるような気もするけど、逆にローカルのツボが学べます。これらのアプローチ「SGAG」運営している会社がマネージしてるのかなと勘ぐってしまいます。詳しく調べとらんから知らんけど。

とにかくバス・アンクルのフェイスブックページも結構ジョーク満載で楽しいので、シンガポール在住の人や、こういう宣伝アプローチを研究している人はぜひ「BUS UNCLE FB PAGE」をライクしてアンクルにメッセしてみてください。

なんとなくジャパン・クオリティにも負けず劣らずになってきたように思えるシンガポール・クオリティ。侮れません。