2014年5月30日。
セントラルマーケットに行く直前、プールパーティがあるとの情報が入ってきていた。プールパーティーはシンガポールでも何度か参加したことがある。個人的にはあまり好きではないけど、折角カンボジアに来たのだからということで、バーのスタッフと一緒に参加することにした。
入場料USD3.00。施設内は、想像に硬くない光景だ。
適当に中でビールを飲んでいたら、アンモー(白人)のおじさんが話しかけてきた。どうやら、この施設、そのおじさんの家らしい。確かに、よく見ると家かもしれない。
この家のメイドと思しきカンボジア人2,3名が、バーカウンターの切り盛りをしている。おじさんは17年間カンボジアに住んでいて妻子もここに住んでいるそうだ。
さしずめカンボジアで成功した、大富豪といったところ。
小さなバンドもやっていて。
周りはハウス内はアンモー(欧米人)であふれていた。
ビール片手にこの光景を眺めていると、朝キリングフィールドで会った、ストリートチルドレンの顔が脳裏をよぎった。
この世は不公平だ。カンボジアは、その不公平さを体現している国だ。誰のせいでもない。ただ裕福な国や家庭で生まれたかどうか。それだけで、ここでビールが飲めるのか。キリングフィールドで物乞いをすることになるのか、決められてしまう。
そんな事を思いながら、一緒に来たバーのスタッフに別れを告げ宿(バー)に戻った。