前回プラナカン料理のレストラン行ってからというもの、すっかりプラナカンの話題にはまってしまっている。
前回プラナカンレストランに行った話
※プラナカン︰15世紀末にペナン、マラッカ、シンガポールにやってきて西洋文化を取り入れた中華系末裔のこと。
この単語、何となくセレブという側面も持つだけに、自分とは全く縁がなく今まで興味がなかった。けれども自分の周りにもプラナカンというカテゴリに分類されている人もいるのかもしれない。そう考えると興味深いと思ったのだ。
プラナカンについてシンガポール人に聞いてみた
先日シンガポール人(女性)の友達を引き連れてワインバーに出かける機会があったので、プラナカンについて聞いてみた。
(カッページプラザのワインコネクションにて)
※後ほど(次回以降)話が少しゲスい内容に移行するので、本人たっての希望で会話相手の友人名は匿名にしております。
自分「あのさ。⭕⭕はプラナカンだったりするの?」
友達「ううん、私はプラナカンじゃない。」
自分「プラナカンの人の特徴ってあるの?周りからどう思われてるの?プラナカンや非プラナカンだからといって偏見とか差別とかはないの?金持ってるの?妬まれてたりするの?」
友達「プラナカン博物館行ってこれば?偏見とか差別は全然ないよ。普通だよ。妬まれてたりもしない。違いは人によるけど、肌が少し茶色いくらいかな?マレー系と血が混ざってるから。」
自分「なるほど。前回ウィルソンと犬カフェに行った時、少し褐色の肌で高貴な雰囲気のシンガポール女性がいたんだ。彼女もプラナカン人だったに違いない。惜しいことをした(´Д`)。LIMEやWhatsapp聞いとけばよかった。」
友達「(あほかこいつ?)そんなに憧れるほどのものでもないよ。あと、プラナカンは中国語が少し苦手。4〜5世だから、親が英語を話す家庭も多いと思う。」
自分「なるほど。中国語が苦手か。じゃあ⭕⭕⭕(肌が茶褐色で中国語が苦手な共通の友人)もプラナカンだったりするのかな?」
友達「うん、私はそう思う」
自分「そうか。案外身近にいるもんなんだな?」
友達「そんなに特別じゃないよ。」
プラナカンの人々の基本的な特徴
Some Peranakan people in Singapore
・肌が少し褐色
ただし個人差による。たとえばリー・クアンユー初代首相もプラナカンけけど、肌は真っ白です。肌が茶褐色だけど「一応中華系です」というシンガポール人がいたら恐らくプラナカンさんだと思われる。
・中国語系ではなく英語系
シンガポール人は親が喋る言語によって英語系なのか中国語系なのか分かれる。プラナカンはほとんどが英語系。加えて現在の若いシンガポール人(25歳ぐらい以下)は学校教育が英語のみに重点が置かれていたため、他の世代と比べすごく中国語(北京語)が苦手だと思われる。
・普通で特に金持ちという訳でもない
プラナカンだからと言って、本人たちも、その周りも特に意識はしていない。早くからシンガポールに住み着いていたかどうかだけの違い。日本の部〇や在〇みたいに、根拠がわからない差別(区別?)なんてシンガポールには存在しない。労働者の格差は激しいけど。
まとめ
中華系が75%とはいえ、シンガポールは中華系、マレー系、インド系が混在している多民族国家。そんなシンガポールでも、実は異民族間の結婚の例はあまり聞いたことがない。しかしプラナカンと呼ばれる人々は異民族間の結婚を経て独自の文化のユニークな文化を作り上げた点で、すごく面白いし、シンガポールらしいなと思いました。