巷で囁かれる「丁寧に時間を奪っていく」という表現がピッタリの我が国。
その原因は、結果よりもプロセス・丁寧さを重んじる文化にあります。
たとえばお酒や煙草の購入に年齢確認を促したり、メール受信済の同内容の封筒が送付されてきたり、「~月に~に関する書面を送付します」という通知だけの葉書が送られてきたり。
しかし、最も丁寧に時間を奪う癌となっているモノは紙、ペーパーワークです。
もはや「日本人の給与は安い」は世界的コンセンサスですが、その根本原因はペーパーワークを重んじる低生産性文化にあります。
新卒採用でも転職でも、就職後に「給与が低い」という声を聴きますが、自分に言わせれば、手書き履歴書を求める低生産性企業に勤めるから安月収になるんです。
では、低生産性企業を避け高収入をゲットするにはどうすれば良いのか。
それは、仕事探しにLinkedInしか使わないことです。
LinkedIn(リンクトイン)とは
LinkedInは、2003年に米国よりスタートした世界最大級のビジネスSNS!
主にリクルーティングや仕事探しに使われています。
創業者はリード・ホフマンで、彼はPaypal(決済サービス)創業者でもありますが、LinkedIn自体は2016年12月、Microsoft社に買収されました。
日本では比較的早い段階で導入されたましたが、基本UI(ユーザーインターフェース)が英語であるためか、日本人ユーザーは僅かです。
一方で英語圏では、転職経験者は誰もがLinkedInアカウントを所有しています。
「LinkedIn=英語圏での履歴書・職務経歴書」です。日本で履歴書を書いたことがない転職経験者が居ないように、英語圏ではLinkedIn更新したことない転職経験者は居ないと思います。
日本人にとって「LinkedInは日本人が少ない英語UIのお仕事探しSNS(マイクロソフト運営)」と言えます。
そんなLinkedInの主な用途は、以下の通りです。
ネットワーキング | 仕事関連の人々と繋がるための機能です。現職の同僚・元勤務先の同僚・クラスメート、業界専門家、企業人事などとネットワーク構築できます。 |
キャリア採用 | 採用企業はLinkedInを用い求職者を探し、採用プロセスを行えます。ユーザーは仕事を探したり、企業や採用担当者と繋がれます。 |
ブランド構築 | ユーザーは自身のスキル・経験・資格・プロジェクト等をアップデートし履歴書・職務経歴書を作成できます。プロフを公開することで、常に採用担当者へアピールできます。 |
ビジネス情報 | ユーザーは業界ニュース、会社ニュース、トレンド、イベントなどの情報を入手できます。企業アカウントを確認することで、現在募集中の職種も確認できます。 |
学習・スキル向上 | アプリ上の教育プラットフォームでビジネス・技術・クリエイティブなスキル等を学ぶためのオンラインコースを受講できます。 |
履歴書の生成 | LinkedInのトップページの「その他→PDFとして保存する」を選択することで、レジュメが生成できます。CV(履歴書)提出を求められた際も、別途Word等で準備する手間が省けます。 |
LinkedIn(リンクトイン)を使うべき理由
冒頭に「手書き履歴書を求める低生産性企業に勤めるから安月収になる」と書きましたが、そういう観点から考えるとLinkedInでの採用は低生産性企業とは真逆です。
LinkedIn上での採用プロセスは完全にペーパーレスで、求職者も採用企業も楽ちんです。
無駄を省くことを好む効率重視の企業が多く生産性も高いので、社員に還元される割合(給与)も高くなりがちです。
外貨で報酬を支払う企業も少なくなく、昨今は円安により、その傾向に拍車が掛かります。
自身もシンガポール在住時代は外資系企業にて、幾度となく候補者面接を行いましたが、履歴書は、ワード作成のCV(職務履歴書)とLinkedInプロフが一般的でした。
シンガポールで手書きの履歴書なんて一度も見たことない。
LinkedIn経由で、上司に声を掛けられ入社した同僚も少なくなかったです。
そんな自身の元勤務先は、同業他社と比べ比較的高収入でした。
くどいですが、LinkedInでは、採用プロセスをLinkedInで自動化しようとするズボラ外資企業の求人が多いので、生産性の高い企業の高報酬案件に溢れている(=使わない手はない)という事になります。
たとえばLinkedInで地域を日本にして(皆給料情報好きなので)適当に「給」と日本語で検索かけても、高給そうな求人が出てきます。
地域を海外にして「remote」案件のみ検索したり、英語のみで検索すると、この限りではないです。
ちなみに代表的JTC(Japanese Traditional Company)の一角を担う伊藤忠もLinkedInアカウントを作成していますが、中途採用は募集中であるにも関わらず、LinkedIn上では募集はしていないです。
こういう企業は、たとえ給与提示額が良くても、業務効率化が出来ていないません。
生産性が低く、時給換算した場合の報酬が低い可能性が高いです。
LinkedIn(リンクトイン)のアカウント登録方法
LinkedInのアカウント作成方法は以下の通りです。
- メールアドレス・パスワードを入力しアカウント作成
下記URLをクリックし、メールアドレス、パスワード、名前等を入力(Googleアカウント利用すると便利です)。
・https://www.linkedin.com/
- 居住地を入力
在住国、地域を入力。
- 職業・役職・会社名を入力
社名の入力は必須ですが、社名は適当でもOKです。
テスト用のアカウントとして自分は「職種:無職」「雇用形態:自営業」「社名:ブラック企業」と入力しました。 - メール認証でセキュリティ確認
入力したメールアドレスに送信された6桁を入力します。
- 知り合いと繋がる(スキップ可)
プロフィールの近いLinkedInユーザーと繋がる事が出来ます。
- プロフィール写真を追加(スキップ可)
LinkedInは実名で履歴書のような写真をUPしている方が大半です。
以上でLinkedInのアカウント登録は完了です。
LinkedInプロフィールは、就職の際に提出する履歴書・職務経歴書と同じです。
そのため「職歴」「学歴」「スキル」などの詳細は見やすく分かりやすく更新するのが、高収入の職を得るコツです。
全て英語で更新するのが好ましいですが、英語が苦手な方は、日本語でも問題ないです。
日本語のみでプロフィールを公開しているユーザーも少なくないです。
冴えない案件ばかりのハローワーク、お金を払わないと人材が集まらない不人気求人ばかりの案件しかない転職エージェントではなく「LinkedInを使い仕事を探す」という事に意義があります。
LinkedIn(リンクトイン)で高収入の職を探そう!
冒頭で書いた通り「LinkedInは日本人が少ない英語UIのお仕事探しSNS」だからこそ、行動力さえあればチャンスがあります。
世間では「楽に稼げる合法的な仕事はない」と言われがちですが、英語力と行動力さえあれば、案外楽に稼げる仕事はあるもんです。
そのためには、他の人が選ばないような道を選ぶことが重要です。
たとえば車の運転手は混雑ルートを避け、空いている道を好み目的地に向かいます。
仕事探しも、混雑ルートを避けるのが得策です。
仕事探しとなると誰もが思いつくハローワーク・転職エージェントは混雑ルートの典型。
一方で日本人ユーザーの少ないLinkedInは、スイスイ進める抜け道のようなもの。
気ままに求人を眺めているだけでも「興味深い求人」「高額な求人」が目につきます。
登録して、求人を眺めるだけでも英語リーディング力の向上に繋がるのでオススメです。
少しでも興味があるなら、ぜひアカウント登録してみてください。