結論から言うと、株式投資初心者は、SBI証券か楽天証券でVTという全世界株の上場投資信託(ETF)を買うのが最適解です。
その理由を、2000文字程度で説明します。
スマホ契約は店頭より、ネット経由のほうが安くなる。投資も銀行窓口で行うより、ネット経由が断然やすいです。
どんなサービスでも店頭や窓口で行うと、担当者の手間が掛かるで、ネット完結できるなら極力ネット契約すべし。
これは投資家にとって最も基本的な考え方です。
投資のはじめかた
投資は難しいイメージからか「誰かに頼りたい」と思う人が多いです。
しかし、くどいですが窓口の担当者に頼ると、手数料の高い投資信託・投資保険など、割高商品を勧められます。
複雑そうに見える投資商品の大半は、やってる事はすべて同じ。それは株の購入です。
国債・社債などの債権を組み入れてる商品もありますが、利回りの高い魅力的な商品ほど株式を組み込んでいるはずです。
なのでネット証券口座を開設し、オンラインで株(ETF)を購入すれば、誰でもスマートに投資をはじめられます。
投資におけるNG行為
初心者にとって投資のNG行為は、銀行・保険会社などの窓口での商品購入です。
投資信託には、購入手数料と運営手数料が掛かりますが、100万円投資して運営手数料が1~3%掛かると考えると、負担はこんな感じです。
手数料 | 年負担 |
1% | 1万円 |
2% | 2万円 |
3% | 3万円 |
投資信託で運営手数料1%以上は、高額です。
投資商品を買うときは、手数料の安い商品を選ぶ。これは食事の前に手を洗うくらい当たり前のこと。
自分もETF(上場投資信託)に複数投資してますが、手数料が最も高いので0.75%です。
年1%の投資商品なんて株式投資家には見向きもされません。1缶1,000円の缶ジュースを買うようなものです。
投資オススメ商品(ETF)
株は倒産リスクがあるので危険と言われますよね。
しかし、ネット証券で買える、ETF(上場投資信託/株まとめ買いパック)なら倒産リスクは有りません。
ETFの種類は沢山ありますが、オススメは次の3種です。
投資対象 | 年間手数料 | 配当 | |
VT | 約8000社(全世界) | 0.08% | 約1.50% |
VTI | 約4000社(米国) | 0.03% | 約1.00% |
VOO | 約500社(米国上位) | 0.03% | 約1.30% |
VT
正式名称はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF、世界の約8,000以上の会社に投資しているバンガード社運営のETFです。
投資家に人気のGAFAMやテスラといった企業はもちろん、BATHと呼ばれる中国の大企業にも分散投資しています。
一言で言うなら「世界中の会社に投資しているまとめ買いパック」です。
VTI
正式名称はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF、アメリカの3,600以上の会社に投資しているバンガード社運営のETFです。
先進国であるアメリカのみに投資しているため、VTよりもGAFAMなどでの大企業への投資比率が高いです。
とはいえ世界最大の経済大国アメリカに投資するということは、ほとんど世界中に投資しているのと同義と言えます。
VOO
VOOの正式名称はバンガード・S&P500 ETF、米国市場の代表的なインデックスであるS&P500に投資しているバンガード社運営のETFです。
VTIは米国株全てに投資するイメージですが、VOOは米国株の中でもS&P500に採用された優良企業500社で構成されたETFと言えます。
GAFAMを代表するIT企業や、その他のアメリカの大企業のみに投資するETFという事ですね。
その他銘柄
配当が高い銘柄が欲しい人は、VYM、HDV、SPYDなどもオススメです。この3つも多くの投資家に人気があります。
興味がある方はCNBCアプリをインストールして、VYM・HDV・SPYDなどの配当(dividends)をチェックしてみてください。
国内オススメ証券口座
スマートな投資の始め方は、ネット証券口座を開設し、VT・VTI・VOOなどのETFを買うことです。
日本国内で断トツで人気なオススメ証券会社は以下です。
SBI証券
- 口座開設数1位
- IPO取扱銘柄数1位
- 月100円から積立投資可能
- 米国株取引の最低手数料0円
SBI証券は国内の証券口座開設数1位の証券会社です。
NISAやiDeco等の非課税口座にも対応してますし、資産運用するなら避けては通れない米国株(ETF)の最低手数料が0円から。
どの証券会社にするか迷ったらSBI証券をオススメします。
楽天証券
- 100万円まで手数料が無料
- 楽天ポイントで投資できる
- 楽天カード決済でポイントが貯まる
- 専用アプリ「iSpeed」が使いやすい
楽天証券は国内の証券口座開設数2位の証券会社です。
NISAやiDeco等の非課税口座にも対応してますし、楽天ポイントで投資できたり、楽天カード決済の投資でポイントを貯めることができます。
楽天経済圏の人は、迷わず開設すべき証券口座です。
SBI証券 VS 楽天証券
両者のその他事項をまとめました。
SBI証券 | 楽天証券 | ||
国内株取引手数料 | 10万円 | 99円 | 99円 |
50万円 | 275円 | 275円 | |
100万円 | 535円 | 535円 | |
米国株取引手数料 | 0.45% | 0.45% | |
為替手数料 | 通常 | 25銭 | 25銭 |
FX連携 | 0.5銭 | ||
取扱い外国株 | 9か国 | 6か国 | |
その他特徴 | 米国株定期買付サービス
取扱IPO実績ネット証券国内1位 |
楽天ポイントで投資可能
楽天カード決済で楽天ポイント付与 |
結論、非楽天経済圏はSBI証券を、楽天経済圏は楽天証券を開設すればOKです。
「投資したいけど何から始めたら良いかわからない」
そんな人、はとにかくSBI証券か楽天証券を開設して、VTという全世界に投資している(株=上場投資信託=ETF)を買ってださい。
勉強はVTを買ってからして下さい。株なんて買えば慣れてきます。自転車と同じです。



