どうも、何故か最近いろいろな方と出会う機会が多い、Xin(しん)です。
前回は友達との飲み会のため、タンジョンパガー駅に降りると名創優品(メイソウ)の店を見つけたので、若干ネガティブではありながらも、基本的にはポジティブにメイソウを紹介しました。
今回は、前回の記事にて少し匂わせた、韓国人にとって、在住日本人から見たGyoza barぐらい知名度がある店を紹介しようと思います(ありきたりなバーリポやけどな)。フルーツビールも置いてあるので、普段はビールなんて飲まない、飲めない。そんな貴方もきっと気に入るはず。
一緒に向かったメンバーは、アニメ好きシンガポール人男性(SG男友)+韓国好きシンガポール人女性(SG女友)+日本語が喋れるミャンマー人女性(MY女友)+自分(しん)の計4名。
※以降は( )内の表記で言及していきます。
Kream Beer(クリームビール)
店の名前はKream Beer(クリームビール)韓国に興味のあるシンガポール人の友人がいる人は、彼/彼女のフェイスブックやインスタグラムのアカウントでこんな髭ビールの写真を見たことはないですか。
KREAM BEER SINGAPORE
住所:60 Duxton Road, 089524
日時:12:00~24:00
連絡:9299 7457、kreambeersg@gmail.com
フェイスブック:facebook.com/kreambeersg
インスタグラム:instagram.com/kreambeer_sg
この髭ビールがクリームビールの象徴。ここのドリンクは見た目だけでなく、味もオリジナリティの高いものをサーブしてるんです。では、それも含めてクリームビールの特徴を紹介していきます。
可愛い店内♡
すでに使っている単語がキモくて自分自身で吐きそうですが、店内はとても可愛いです。店に入るなり、均等な配分された位置に座っている腕を組んだCraftholic(クラフトホリック)のぬいぐるみが、出迎えてくれます。男性は女性とのデートに使うと喜ばれること間違いなし。
今回は自分にとって2回目の来店。1回目は、リラックマ、ぐでたま、ハローキティの類に全く興味を示さないシンガポール人女性の友達が、この店を紹介してくれて来ました。
初来店で自分がクラフトホリックに少し気をとられてて「You tink it’s cute?(それカワイイと思う?)」と聞かれたので「Yeah……. cute leh!(うん、かわええやん!)」と答えると、なんと!・・・若干引かれてしまいました。
「うそーん、この店良いからって紹介したんそっちやん!」て感じですが、こういったマスコットの類には興味がなくても、その他のサービスが良いから来るし、人にも勧めるということでしょう。
スナックお替りし放題
コリアンBBQと言えば、おかわり自由し放題の無限に出てくるサイドディッシュ。ここも普通の飲み屋でありながら、テーブルには、スナックが備え付けられてて、リフィル(おかわり)し放題です。
ドリンクを飲んでいると、どうしても何かつまみたくなるもの。このサービスは嬉しいですよね。
スマートフォンの充電も可能
すでに、誰でも1台は持っているのが当たり前となったスマホ。クリームビールでは、各テーブルにスマホの充電コードが備え付けられてます。これも嬉しい。
仕事帰りの電池が死にそうなときに、サラッと入店してお菓子をつまんで飲んで、充電して帰る。そんな使い方ができそう。自分の職場の近くにも1店舗欲しいな。
オリジナリティ溢れるメニュー
何よりも押したいのは、オリジナリティ溢れるドリンクの種類とその味。これがメニュー。
普通のクリームビール、クラウドビール、ダークビールは300mlがSGD9.00。500mlがSGD11.00。初回来店時、店員さんに結局このクリームビールなるものは、何の銘柄なのか聞いたのですが、忘れてしまいました(←あほ)。とにかく、めっちゃ普通のビールの銘柄です。
おすすめ「フルーティービール」
自分は普段は甘みの効いたフルーティービールよりも苦い普通のビールの方が好きなのですが、この店ではフルーティービールの方が好きです。
フルーティービールの値段は300mlがSGD11.00、500mlがSGD14.00。記憶が正しければ友達のオススメはパッションフルーツ、グレープフルーツ、ポメグラネイト(ザクロ)。
今回はパッションフルーツビールを頂くことにしました。
謎のドリンク「エリクサー」
常連の韓国好きのSG女が、オーダーしていいかと聞いてきたのが一番右のお酒。え・・・EXILE(エグザイル)?
と思いきや、よく見たらELIXIR(エリクサー)と書いてた。何とファイナルファンタジーを彷彿とさせる遊び心だ。そして、これが我らがテーブルに運ばれてきや実写版エリクサー。見た目は意外に普通。
しかし味は、ほんのり甘くて美味しい。病みつきになる味だ。確かに本当にエリクサーぽい味もする。しかし、この中にはソジュと何が入ってるのだろうか。いくら味を吟味しても分からない。
常連の友達(SG女友×MY女友)も、この中にソジュと何が入ってるのか知らないらしく、店員さんに聞いてみることに(ちなみに店員さんは韓国人)。
MY女友「これ美味しい。この飲み物好き。」
店員「どうも有り難うございます。」
SG女友「このドリンクは、ソジュと何が入ってるの?」
店員「う〜ん、えっと。ソジュと、トロピカルです。」
SG女友「!?あ〜なるほど。有り難うございます(´∀`)」
かくして、店員さんが席を離れていった後・・・・・・・
「トロピカルってなんやねん!?((((# ゚Д゚))))」
て話になりました。ごまかしおって!
エリクサーの中身は企業秘密。やはりRPGの神秘的な魔法のドリンクが何で作られてるかは、決して他言してはいけないという事か?
結局、その時はエリクサーの中身を突きとめる事はできず。
安定の美味しさ「SO MAEK( ソメク)」
パッションフルーツビールを飲み終えたので、次のドリンクに移ることに。SG女友のお薦めはソメク。これは「焼酎(ソジュ)」と「麦酒(メクチュ)」の頭文字を取った造語で、そのままソジュとビールが混ざったお酒を指します。
分かるよ、確かに韓国BBQに行った時は、ときどきソジュとビールを混ぜて飲むから。しかしクリームバーのソメクは一味違う。
これが目の前にやってきたソメク。右側に何故かトングが・・・。
しん「あれ、トングが必要な食べ物なんてオーダーしたっけ?」
SG女友「分かってないな~、これはドリンクのためのもの」
おもむろにSG女友がトングをつかって、インされてるグラスを引っ張り出してポア―。ジョボボボボボ。。。
どっこいしょ。
クリームバー風ソメクが完成!
おぉおおお、こ・・・これは面白い!と思わず叫んでしまいました。
味も美味い。このソメクも他のビールもそうなんですが、ここのドリンクは、どれもコールドビールに近くて、ギンギンに冷えてます。サービスに気を使っている感じ。韓国クオリティ侮れんなと思いました。
クリームバー名物「タロット占い」
と以上のようなサービスなら別にいつ来ても受けることができますが、これからクリームバーの最大の売りと言ってもよいサービスが始まります。
実はここでは毎週水曜日の9時から、タロット占いのサービスが無料で行われてるんです。この日もタロット占いのために敢えて1週間の中日であるにも関わらず、水曜日に予定を合わせて飲みに来たのだ。
9時になる前に事前に店員さんが、タロットカード占いを受けたいかどうか、お客さんに聞いて回ります。その時に「受けたい」とだけ伝えればOK。基本的な質問のジャンルは仕事(キャリア)か恋愛関係らしいのですが、オリジナルでもOKらしい。
4人で飲んでいた我々のうち、常連客であるSG女友&MY女友は、腐るほどこの店に来た事があるので、タロット占いはおなか一杯とのこと。今回はSG男友と自分がタロットカードを受けることに(実はあんまり聞きたいこともないけど)。
謎の飲み物「エリクサー」がどうしても気になる我々は、この時はこのような会話をしていました。
SG女友「SG男友、占い師さんにトロピカルって一体何なのか聞いてきてよ」
MY女友「ここのエリクサーって中身は何なんだろうね!って話してきてよ」
SF男友「それ、難しいね!」
しん「ぜったい迷惑客扱いされる(笑)」
PR(永住権)が取れそうか占い師に聞いてみた
タロット占いは、予定時刻の9時を若干過ぎた頃に始まりました。店員さんが1人づつ、順番にお客さんを奥の部屋に案内します。
たいして聞きたい質問が思い浮かばなかった自分は、SG女友に「PR(永住権)取れるの何時ぐらいになるのか聞いたら?」とアドバイスされたので、素直にそうすることに。
実は自分は昨年11月に2度目のPR申請をしたんですよね→2度目のPR申請を終えたのでPRに関して溜まった情報を惜しみなく書いていく。
中では少し恰幅のよい女性が座っていて、何か好きな質問をひとつするように聞かれます。「エリクサーの中身のトロピカルって一体なんですか?」と聞きたい気持ちを押し殺して以下の質問をしました。
- 昨年末に2回目の永住権の申請をしたが結局PRは取れそうか
- 取れるとしたら自分の場合はどのくらい掛かりそうか
すると大人の事情なのか、無理やり「今回の申請でPRが取れるか」という質問に誘導されタロット占いが始まりました。
さて吉と出るか、凶とでるか。
果たして結果は
でた!
!?何?
「Missing an opportunity(チャンスを見逃す). Discontentment or boredom(不満と退屈). Open your eye to the possibilities(可能性に目をむけよ).」
うわ、完璧にネガティヴやんけ。将来ではなくて今回の結果についてと、伏線を敷かせるとは、流石はプロの占い師さん?
占い師さんには、なぜPRが欲しいのか、取れたら何がしたいのかを聞かれ、思い思いのことを答えました。そのあと、結構ポジティブなフォローが入ったのですが、余りにもPRに気をとられ過ぎるのはよくないともアドバイスされました。ま、他に質問がなかったからPR取れるか聞いたんだけどね。
しかし全体としては、飲み屋でタロット占いを受けることができるなんて面白い体験ができて満足でした。
トロピカルとは一体何なのか?
自分の順番が終わった後は、SG男友が部屋の中に入っていきました。自分はというと、SG女友とMY女友に結果を伝えて「ま、気にすんな!」的なフォローをされてたのですが、なかなかSG男友が戻ってきません。
MY女友「SG男友、ずいぶんと遅いね」
SG女友「まじでトロピカルについて聞いてるのかな?」
しん「SG女友もSG女友、何について聞いたん?」
SG女友&MY女友「仕事とかキャリアとか。」
しん「何ていわれた?」
SG女友「わたし忘れた(笑)」
MY女友「キャリアのためには、転職した方がよいみたいな事言われた。今のポジションはOKだから、転職してないけどね。」
そうこうしている間に、ようやくSG男友が戻ってきた。結局SG男友は、トロピカルについて聞くことができなかったよう。同じくキャリアについて聞いて、今の職場で腕を磨いた方がよいとアドバイスされたのだとか。
何となく綺麗ごとは言わないし、正直にでた結果を教えてくる占い師さん。そんなイメージを持ちました。
MY女友「う~ん、結局トロピカルは一体何なのかしら?」
SG女友「別の店員さんに聞いてみない?あの背が低い方はダメ。」
SG男友「やっぱトロピカル、気になるよね」
SG女友「しん、あの黒い服着てる店員さんが着たら呼び止めて!エリクサーの中身を聞こう!」
しん「OK!」
背の高い黒服店員さんは、カウンター内にいて、なかなか外には出てこなかったものの、しばらく待ったあとようやくチャンスが。この時既に2瓶目のエリクサーをオーダーして飲んでいるところだった。
黒服店員さん「食事と飲み物は、ぜんぶ大丈夫ですか?」
SG女友「はい、(エリクサー指差し)これ凄く美味しいですよね!」
黒服店員さん「どうも有難うございます。」
SG女友「ほんのり甘くて美味しいです。でも、このドリンクの中身は、ソジュと何なんですか?」
黒服店員さん「あ、それ?ソジュとレッドブルですよ。」
4人1同「おぉ、言われてみれば。」
SG女友「秘密でも何でもないじゃん。」
エリクサーの中身=ソジュ+レッドブル
韓国のソジュにレッドブルを混ぜると、ほんのり甘くなって「エリクサー」みたいな味になることが判明した。それ以外の隠し味もあるかもだけど。
ミッドナイトになると活気が増すクリームビール
恐らく、この店の目玉でる水曜日の9時からのタロット占い。それが終わったあと11時が回り、終電近くになっても、ぞろぞろ人が入ってきて活気が増していました。
会計金額ははっきりと覚えていないのですが、各々ビール1、2杯、エリクサー(SGD20.00)2杯、ポップコーンチキン、などなどを注文して1人SGD30.00~40.00ぐらいだったと記憶しています。興味深いサービスの割には、そんなに高くない良心的な値段。
魔法のドリンク「エリクサー」に「タロット占い」。行って楽しむだけではなく、飲食店経営者の人は、こんな変わったサービスで人を引き付ける事ができるという、マーケティングの参考にもなるのではないかと思いました。
日本語の情報が全くなかった人気の韓国系飲み屋さん、KREAM BEER(クリームビール)。おすすめです。