どうも、対人恐怖性ならぬ対日本人団体恐怖症の疑い、のXin(しん)です。知らない日本人でも4人くらいまでの団体ならOKになってきたような気がします。
実は自分は中華料理は大好きだけど、マラーホットポット以外のホットポットはあまり好きではないです。必然的に好きな火鍋店もなかったです。
しかし先日、日本人主婦(主夫)の聖地リャンコートにて「此処は再訪ありかな!」と思える激辛火鍋点を見つけたので、スマホ上で親指を上下運動させております。
ここ数日は、リー・クアンユー氏のご子息たちの争いがシンガポール世間を賑わせておりますが、こんな時だからこそ、当ブログでは平和的にありきたりな食レポでいきます。
リー御兄弟の争いについては、ハロアジさんが上手いことまとめておりますし。これを受けて何れは、うにうにくんさんが「もっと詳しいリー御兄弟の争い(超絶バックグランド付き)」を書いてくれると予測しています。
そんな訳で今のうちに上の2人の名前をクリックして、ツイッターでフォローしておくと良いのではないかなと思います。御兄弟の争いを見て凍ってしまった心は、ホットポットでも食って暖めましょう。
激辛火鍋店
さて、店はリャンコート入り口にある日系飲食店タンポポ(TAMPOPO)の大体となりに位置しております。 名前はタンヨートー(谭鱼头/TANYOTO)と言います。
- 住所:177 River Valley Rd, Liang Court, Singapore 179030
- 日時:11:30~-23:30
- 連絡:6836-6839
名前がタンポポ(蒲公英)に似とります。どっちが名前をパクったのか知らんけど、この譚魚頭はどういう意味なのだろうか。マンダリン学習者のバイブルアプリ、プレッコ(PLECO)で調べてみました。
捻らず直訳すると「魚の頭について議論する」みたいな意味。意味分からんので食うことだけを考えて店の中に入ります。
もしや不人気店?
舌の肥えたシンガポール人の友達。グルメ通な日本人の友達。自分の計3人で向かいました。時間帯は日曜日の夕食時です。
それにしては店内はガラガラ。ピーアールシー(中国人)と思しき団体がちらほらいる程度。店内には写真が立て掛けられていました。
お隣のタンポポが行列をつくっているにも関わらず、客が数グループという有様。グルメ通の日本人の友達が「この前ここに来て旨かったから」という事でタンヨートーに決まったのですが大丈夫かいな。
唐辛子スープが激辛
注文はアイパッドでする人件費削減方式です。将来的には常識になるであろう機械化。さすが、日本がメルカリで現金を売買する傍らで、着実に超キャッシュレス化が進んでいるような中国、その系列店だけある。
青島ビールがSGD10.00のプロモーションでした。他のビールはSGD12.00とのこと。ホーカーの倍の値段だけど普通の値段です。
こういった火鍋屋さんでの料理の味の決め手となるのは、シーズニングの種類の多さとクオリティ。種類が沢山ありました。
自分が毎回こういう場面で選ぶのはゴマソース(sesame sauce)です。今回は適当にピーナツ、ガーリック、ネギなんかもぶち込んで特性ソースの出来上がり。適当に作ったけど味は一流でした。
スープは2種類選ぶ必要があります。鍋の左側は最もとんこつ味に似ているからという事でオーダーしたフィッシュスープ。
右側は唐辛子スープです。辛さは「マイルド」「普通」「辛め」の3種類から選べます。今回は普通を選んだんですが死ぬほど辛かったです。誰も手をつけようとしなかったので大変でした。ほんま誰が食うねん!
普段は、日本人や台湾人なんかが「辛い」と言って避ける四川料理店の麻婆豆腐を「うまい!うまい!」と言って食べる我々ですが、ここのスープは「普通」レベルでも激辛で食べれたものではありませんでした。
チンゲン菜みたいな野菜も注文したんですが、唐辛子スープと野菜の組み合わせなんて最悪でした。もしこれが「辛め」の唐辛子スープだったら人間が食べる代物にはなってなかったと思います。
しかしフィッシュスープはどの食材と食べても格別でした。
特に肉、フィッシュスープ、ゴマソースの組み合わせは、やめられない止まらない味です。デザートのスイカも食べ放題です。
痒いところに届くサービス。料理を食べまくったあとのスイカは格別でした。
せんとエプロン付
・・・とここ迄の流れで書き忘れましたが、タンヨートーでは、写真のような可愛らしい「せんとくんエプロン」も貰えます。
子供や食べ物で服を汚しがちな大人のも安心。我々はこの「せんとくんエプロン」を装備して、食事という聖戦に臨んでいました。
個人的な感想「場所悪くね?」
ビールを5、6本。食べ盛りの大人3人がとりあえずお腹一杯になるまで食べて一人の負担額は約SGD40.00でした。リャンコートにある店にしては安い。
帰り道、食事好きが高じて「おせち」なんかも自作しちゃうような、舌の肥えたシンガポール女子(以降「S女とする」)との会話。
S女「おかしい!」
しん「は、何が?」
S女「今日の店すごく美味しかったのに、何故お客さんがあんなに少なかったんだろう?あのレベルなら、もっと客が入ってても良かったはず!」
しん「・・・場所がリャンコートだからじゃない?」
S女「え!?」
しん「リャンコートに来る人は、日本人や日本に興味がある人。そんな層がリャンコートにまで来て火鍋店には入らんやろう。」
S女「!?」
しん「もしタンヨートーがチャイナタウンにあったら、もっとお客さんが入ってるだろうし。仮にタンポポがチャイナタウンにあったら、タンポポに客が入らない!という逆の現象が起きてると思う。」
S女「なるほど・・・」
な~んて適当に答えてしまいましたが、逆にこちらはこの会話で「タンヨートーが、舌肥えS女のお眼鏡にも叶う店だったんだ!確かに美味しかったし!せっかく美味しいのに勿体無いから、いつかブログに書こう」と決意して、この記事をしたためました。