香港旅行最終日。帰りの便は9時半。観光地を見て回る時間はたんまりあるけど、次の日の早朝から再び仕事が始まるので、着の赴くがままにゆるゆると観光することにした。
澳洲牛奶公司
朝食を取るため、エバーグリーンホテル付近を散策。道中ひときわ目立っていたのがこちらのお店。
長い行列。香港でも見つけたキアス(他の人に負けじを並ぶ)な光景に唖然。
どうやらこの「澳洲牛奶公司(AUSTRALIA DAILY CO.)」相当有名な人気点で、中でもこの店の「牛乳プリン」と「ふわふわ卵サンド」が格別なのだとか。
「香港に来た記念に・・・」という思いが頭をかすめる。しかし、その思いよりも空腹が勝った。スルーして空いている別の店に。
美新茶餐廳
結局朝食をとることにしたのが、こちらのお店「美新茶餐廳(メイ・サン・レストラン)」。店に活気があふれていて、ほどほどの込み具合だった。
(画像は 美新茶餐廳より拝借しています)
英語も通じなければ、中途半端な中国語(普通語)も通じない。店に入っておろおろしていると、英語が得意な店員さんが出てきて、オーダーを取ってくれました。外の写真のパンとパスタみたいなのが欲しいねん。そうオーダーして出てきたのがこちら。HKD30.00でした。
味は可もなく不可もない。しかし言葉には不自由する。ホテルが近くにあるレストランで英語が通じないのはきつい。シンガポールではこんな事はない。どんな郊外でも少なくとも中国語(普通語)は通じる。
香港はストリートフードも美味しいし、ビールも安いし、風俗も合法だし(←そこ?)、7年住めば永住権を確実に取得できる。シンガポールより勝る部分が沢山ある。しかし長期的に住むとなると、言語という部分がネックになってくる。自分にとってはシンガポールの方が明らかに住みやすい。香港に住んでいるアンモ―(欧米人)は不便とは思わないのだろうか。
ぐだぐだ文句を言いつつ、今更「香港観光地」で検索して、本日まわりたい場所の目星をつける。
昂坪360
昼食中に。衝動的に行きたいと思わされた昂坪360に向かうことに。
決してロープウェイに乗りたいわけじゃない。空気の薄い高原、風情のある建物、大きな仏像、などが楽しめそうな昂坪市に行ってみたいだけなんだ。
(画像は昂坪市集 – 维基百科,自由的百科全书より拝借しています)
そんな思いで向かい到着した最寄りのMTR東涌線の東涌駅。日曜日とあってか、昂坪行きのロープウェイに乗るため長蛇の列が (*´Д`)。
この付近には昂坪行きのバスも出ていた。しかしバス停にも同様に長い列(*´Д`)。諦めてMTRの駅に戻る最中に、ベタなアイデアが思い浮かぶ。
「面倒くさいからタクシーを使うか?」
タクシードライバーとコミュニケーションが取れるだろうか。タクシーで昂坪まで行くとなると相場はいくら掛かるのだろか。ビクトリアピークの時のようにぼったくられないだろうか。
駅周辺でピクニックをしている暇そうなフィリピン人女性集団(メイドさん?)に声を掛けてみた。
昂坪行くにはバスがベスト?
Xin(しん)
「すみません。ここから昂坪に行きいんだけど、タクシーならいくら掛る?ロープウェイすごく人が並んでて・・・。」
フィリピン人
「え~。タクシー高いんじゃないの。ふつう昂坪までいくのにタクシーなんて使わないわよ。バスよバス。貴方どこから来たの?」
Xin(しん)
「日本人です。バス停にも行ったけど、そこにも物凄い人数が並んでて、バスに乗るのに何時間掛かりそうだと諦めて引き返してきた。」
フィリピン人
「私たち、何度もバスで昂坪に行ったことあるよ。待ち時間25分ぐらいだったわよ。時間かかりそうに見えて、案外さくさく進んでくのよね。」
などと情報を得たものの、どう考えても25分ほどでバスに乗れそうにない。
この頃には既に昂坪に対する興味も失せていたので、シティエリアに引き返すことに(笑)
気の赴くがままに散策
とりあえず気の許すままに適当な所へでかけた。
再び重慶大厦(チョンキンマンション)へ。
2日目に香港人ヘイに連れて行ってもらったけど、彼はあまり、ここの雰囲気は好きじゃなさそうだったので長居することができなかった。今日は心ゆくまで堪能。
その後はひたすら、佐敦駅(ジョーダンえき)方面へ北上。
いかがわしいホテル付近のエリア。男人街に戻ってきた。マッサージ屋さんに入る。
「50分の身体ツボは按摩する」。ツボが能動的な主語になっている表現に惹かれてHKD168.00を支払った。
特に特筆することはない値段もマッサージも普通のお店でした。施術後は、時計の針が真下を指していた。
お夕食。身体に悪そうだけど、安くて美味しいストリートフードとビール。これで食べ納め。
フライトは9時半。絶対に後でお腹が空く。さらにお腹をふくらませるべく、こちらのお店へ。
このお店の茄子がめちゃくちゃ旨い。これ絶対に日本やシンガポールでも再現が不可能だと思う。
食後にやってきたDVD屋さん。大特価のカゴに入っていたひときわ目立つDVD。
真ん中のアグレッシブな日本兵の顔が写っているDVD。「全新抗日传奇战争剧」直訳すると「完璧に新しい、とんでもなく素晴らしい抗日戦争ドラマ」眼が痛い(TдT)。
フライト時間も差し迫ってきていた。ビールを買ってきて、この公園ですすることに。
良くシンガポールのホーカーで、タイガービールを飲んでるおじいちゃんの空気に入り込んでしまう自分。今回は香港の公園にて。
仕事で関わっている攻撃的な香港人からはそうぞうもできないような、まったりとした香港人たちの休日。香港最高。これで最高と思える自分がどうにかしているかもしれないけど。
フライト安全祈願Tシャツ
搭乗時間が2時間前に差し迫っていたので空港に向け出発。空港へのエアポート・エクスプレスに乗る直前、モバイル・チャージャーをホテルに置き忘れてしまい、一時ホテルに引き返す、というプチトラブルはあったものの、何事もなく無事にシンガポールに戻ってくることができました。
彼のお陰です。自分のフライトはタイガー・エアーやったけれども。
1つネタを残している
これにて香港旅行に関する内容は終了。今回は、特に読者目線というより、自分の記録のために書いている部分が多かったです。
しかし香港旅行2日目に香港人から聞いた、自分が最も驚いた、今まで聞いたことなかった香港ネタがあります(日本語ソースは見つからなかったけど英語ソースは見つけた)。それについては、また気が向いたときに、ゆるゆるとアップする予定です。