2014年5月31日。
まったりとした時間が流れるオートレスビーチ。日本やカンボジアの他愛もない事を話していたのだけどピーサップが急に重いことを話し始めた。
ピーサップ「俺は自分の親父が大嫌い。実は親父は不倫してるんだ。」
Xin「(;゚Д゚)まじ?」
ピーサップ「うん。親父は別の所に女を作って、その事は母親も知ってる。」
Xin「 た、大変だね。それは良くないね。ピーサップも自分で立派に稼いでるんだし、お母さんはお父さんと離婚してしまえばいいのに。」
ピーサップ「でも、お母さんも経済的に親父に頼らないと今の普通の生活はできないし、親父の不倫を知ってはいても諦めてるんだ。今の生活ができればそれでいいと言ってる。」
Xin「辛いよね。もっとお母さんに経済力があれば良かったんだけど・・・」
ピーサップ「日本人は金持ちだからいいよね。」
Xin「いや、今のピーサップの家庭のような現状って日本でもたまにあることだよ。特に今の日本は不況だしね。」
ピーサップ「どうして不況なの?」
Xin「理由はいろいろあると思うけど、一番大きな原因は少子化かな。特に日本の年金制度は、労働力人口が年金受給者を支えるシステムになってるから、少子化で 消費する人口が減るだけでなく、 労働者人口が減って、労働力人口の負担がどんどん重くなっていく。かといって、シンガポールみたいに外国から労働力を受け入れる準備とか全くできてないから、みんな年金制度は破綻すると思ってる。だから、大半の人は今の生活を守るのと老後の生活に備えるのに精一杯で、子供なんて作る余裕がない。それが少子化の原因だと思う。」
ピーサップ「なんか、それはそれで色々大変そうだね。」
Xin「こういうこと言うのは好きじゃないけど、ある程度は仕方ないよね。あっそういえばカンボジアはどうなの?子供の数、ピーサップ何人兄弟?」
ピーサップ「えっと。5人だよ。」
Xin「おっ多いね。他の人はどうなんだろ? 」
ピーサップ「みんな同じくらいだと思う。」
ヴィニーが話に加わってきた。上述の不幸をヴィニーに伝えるピーサップ。
ピーサップ「俺の親父は不倫してるんだ。」
ヴィニー「私のお父さんもだよー。」
Xin「 (;゚Д゚) !失礼だけど、二人とも、お父さんは何の仕事してるの?」
ピーサップ&ヴィニー「ビジネスオーナー!」
Xin「ヴィニー、兄弟は何人?」
ヴィニー「えーっと、4人。」
聞いてみたところ、ピーサップ、ヴィニー以外のカンボジアたちも、兄弟は少なくとも4、5人はいる結果となった。不倫するから子どもがたくさん生まれるんだろうね(何ともいえないな)。父方の兄弟とか沢山いるんだろうな。
ビーチで取った写真。
しばらくすると、見知らぬアンモー系のハーフが挨拶してきた。アンモー(欧米人)に目がないダニットは我先にと食いつく。
何やら相談している様子、その後の話・・・
ダニット「このタバコね、中にマリファナを混ぜてもらったんだけど、試してみる?」
Xin「(#・∀・) ありがとう、でもいらない。」
ダニット「オッケー!」
そう返事をすると、ダニットは嬉しそうに、アンモー青年の元へ戻った。タバコとマリファナを調合する割合を相談する為だ。
というか。堂々とビーチでマリファナ調合するんかい (;゚Д゚)
違法ちゃうのかいと思ったんですが、マリファナについて調べたところ、カンボジアやラオスでは、吸引してもほぼ捕まることはないそう。というか、彼らによればマリファナはタバコよりも全然依存性は低く、安全なのだとか(絶対に信じない)。
ちなみに、このアンモーの彼。カンボジアとフランスのハーフで、生まれてからずっとこの辺りに住んでいるそう。特にフランスに行きたいとか、他の国に行きたいとかいう願望はないそうだ。カンボジアでは、マリファナも半合法だし住めば都という訳か。
シアヌークビレ、ビーチの他にも飲み屋やらクラブやらがあるそう。しかし相談した結果、夜までビーチにいるのが無難ということで、この日は夜景を楽しんだ。