本日の帰り道の話。アンケート片手に何かの営業の女性が、いきなり中国語で話し掛けてきました。
営業「ちょっと待って、貴方はシンガポール人、それともマレーシア人?」
Xin「日本人です。」
営業「あ、外国人ね。PR?、EP?、それともSpass?」
Xin「EP。」
営業「 ¶!§〆-∉∃¬ ! -∉§〆-アンケート∉∃¬ 〆-∉保険∃¬ !したい?」
Xin「すみません、遠慮しときます。」
話しかけられている最中「日本人と言ってるのに、中国語で話し続けるな~( ゚皿゚ )」と若干ボルテージが上がってしまいましたが、よく考えたら自分も中国語で一部始終を返事していたことに後で気がつきました。簡単なフレーズは英語より中国語の方が絶対に言い易いと思います。
さて、前回の続き。そんな中国語のネイティブである中国人がシンガポール人に何故嫌われているのかについて。
表向きの理由は日本人が中国人を好ましくないと思う理由と同じです。
「人を騙すし、行儀も悪いから。」
日本人と同じくシンガポール人は彼らから金持ちと思われているからだと思います。個人的には面白くて好きなのですが、スマートフォンにしても、偽iPhone、偽Galaxy、偽HTCなど、パクり製品は如何にも中国の特徴を表していますね。シンガポールのデジタル家電モールのシムリムスクエアでもこれらの製品が中国人によって大量に輸入、販売されています。
成金中国人が高級車で爆走し信号無視して、日本人が乗車しているタクシーに追突し乗車していた日本人が亡くなってしまった。という痛ましい事故も記憶に新しいです。
しかし、一般的にシンガポールが中国人を好ましくないと思っている理由はもう1つあります。それは、外国人労働者を大量に流入させて、急成長してきたシンガポールならではのもので「中国人はシンガポールをステップアップの踏み台にしている」ということ。
シンガポール人の友達によるとこういう感覚らしい。
個人の成功の為に外国人がシンガポールにやって来るのは良い。しかし、彼らは一度シンガポールで成功したら、シンガポールを簡単に見限って、さらなる経済大国アメリカ、オーストラリア、イギリスなどへ行ってしまう。
そして、結局シンガポールに残されるのは中間所得者以下の我々だけ。そんな成金外国人によっても発展してきたシンガポールですが、確かに彼らからの視点から見ると、自分の国がステップアップのダシにされているようで非常に気に食わないと思います。
しかし、これはシンガポールをダシにした後、簡単に見限ってさらなる経済大国へ行ってしまう人には中国人が多いというだけで同じ事をする(考えている)日本人にも該当すると思います。
自分は成功者でもないし、アメリカやオーストラリアよりもシンガポールの方が好きなので、PRの射程距離内に入る在住5年を大人しく待っています。