シンガポールのアメ横と言われるブギスストリートは、安くてお洒落な服が沢山あるため、女性の天国と言われる。
一方ガジェットオタクにとっての天国は、シンガポールの秋葉原であるシムリムスクエア(SimLim Square)だ。前回のブランチで、ヨシサンのスマホを、そんな天国へ見に行くことになった。
シムリムスクエア(SimLim Square)とは
去年の年末ぐらいだっただろうか。ここでスマートフォンやタブレットを法外な価格で販売されていることに対し苦情が相次いでニュースにもなった。そんなちょっと悪な雰囲気が漂う空気も自分にとっては魅力の一つ。
それに物を購入する時に注意さえすれば決して騙しに引っ掛かったりしないのだ。
・・・と偉そうな事を言いつつ危うく騙されそうになった時の話。
Xiaomi Mi4 – レアスマホを購入してしまいました。
とにかく、シムリムスクエアに物を買いに行く時に注意したいことは、買うべき物と、買うべきでない物を、事前にはっきりと把握しておくこと。
シムリムスクエア(SimLim Square)では何を買うべき?
単刀直入にいうと、シムリムスクエアで買うべき物と、購入を避けるべきものは以下の通り
シムリムスクエアで買うべき物
- 中華スマートフォンや中華タブレット
- ノートパソコンのバッテリーや部品
- スマートフォンアクセサリーなど
シムリムスクエアで買うべきでない物
- 人気スマートフォンや人気タブレット
- 人気のノートパソコン
- アップル関連商品
つまりシムリムスクエアは「シムリムスクエアでしか買えないマニアな中華スマホやタブレットなど」を買う為に行く場所と認識した方が良いと思う。
例えば「最新のiPhoneを買いに行こう」などという意気込みで行っても、ぼったくられて終わると思います。
シムリムスクエアで物を売っている人は知識のない人を騙そうとします。なので、iPhoneやGalaxyなどの人気商品の名前を発しただけで「うっしゃー!カモがキターーー(゚∀゚)」と思われるのがオチ。
(一階のとある店。市場に出回っている人気商品ばかりなので、他の店に比べて高額な価格をふっかけられます)
一階には有名なスマートフォンやパソコン、カメラしか売ってないので、一階で物を買うのは控えましょう。シムリムスクエアに着いたら速攻階上に上がりましょう。
シムリムスクエア(SimLim Square)到着後は速攻上に上がろう
2階、3階は主に偽スマートフォンや偽タブレットが沢山売ってます。4階、5階は主にパソコン関係のお店です。
今時人気なiPhone 6やGalaxy S5のデザインに似せた偽物が沢山置いてあり、その時々の人気商品に伴って、ここの商品も随時アップデートされます。
そういう類の偽物はどれも価格はSGD80.00~SGD300.00ぐらいで、スペックは著しくしく劣るものの、稀にまあまあなスペックな宝物が紛れていたりします(その宝物探しが個人的に楽しい)。
今回見つけた宝物はこちら。
じろじろ見てたら、店員さんが話しかけて来ますので、スペックと値段を聞いてしまいましょう。
Xin「これのCPUと容量とメモリ教えて」
店員「クアッドコア、16GB、1GBだ」
Xin「おぉ、少しメモリが少ないけど、悪くないね。値段は?」
店員「SGD280.00だ。」
Xin「う~、ちょっと高いね(本当は相場なんて知らない)。名前は?」
店員「Lenovo S90だ。」
Xin「ありがとう。じゃあ他にも周りたい店があるから、また来るね。てか、こんなことして、LenovoはAppleから訴えられないの?これ本当にLenovoの製品?」
店員「間違いなくLenovoだ。大丈夫だろう。」
こんな風に目星がついたら店員さんに教えてもらった名前を検索して、相場を調べつつ次の店に行きます。
見つけた商品はこちらです。
XiaomiやSamsungも真っ青!?iPhone6に激似の「Lenovo Sisley S90」
次の店にて・・・
店員「何が欲しいんだ?」
Xin「Lenovo S90」
店員「・・(汗)これだよ。」
Xin「いくらで売ってるの?」
・・・とまあこんな感じで、一番安い店を探していく訳です。今回のLenovo S90君の相場はどこの店もSGD270.00~SGD280.00。一番安い店で価格交渉をします。
店員「SGD270.00だ。」
Xin「とっても高い(hen gui)。安くしてくれない(ke yi pianyi ma)?」
店員「う~ん。SGD260.00でどうだ?」
店員さんは殆ど中国人なので中国語で交渉できると尚良し。購入する前に念のため、以前紹介した、シンガポールのヤフオク的存在な売買アプリ「Carousell」にて、価格チェックをしておきましょう。
(6ヶ月前に購入した中古がSGD200.00なので、新品がSGD260.00であるのは、間違いなくぼったくりではない、良心的な価格と言えると思います。)
ちなみに、何故かカンボジアで売れてしまった変態タブレットAinol NUMY 3G Talosも、このシムリムスクエアでこんなノリで、仕入れたものでした。
(中国のメーカーであるにも関わらず、本場中国人のお友達のハオチーはAinolの存在を知らなかった。)
結局ヨシサンは当日Lenovo S90を購入することはありませんでしたが、「考えとく」との回答を頂きました。買えば良かったのに。むしろ、自分が買っちゃおうか迷ってしまいました。