最近、職場で割り当てられる仕事量が多くなってきた。以前なら多少遊びながらでも、余裕で定時帰宅できたけれど、近頃はが常にむしゃらモードでマウスとキーボードをカタカタしないと定時に帰ることができない。勤務終了時刻の10〜20分過ぎにオフィスを出る日も増えてきて、ひどい時になると40分過ぎぐらいになってしまう事もある。
「割り当てられる仕事量が多すぎる、帰れないじゃないか。」と上司に訴えたいところだが、「でも、何だかんだ言って、殆どの日は定時に帰っているじゃないか。」と言われたら反論できないので、我慢している。
魔法のセリフ
自分の仕事はシフト制だ。同じチー厶で働いている同僚達とは出勤時間、退勤時間が30分〜1時間ほどずれている。「忙しいけど、絶対定時に帰りたいし、みんな定時きっかりに帰るべきだ」という気持ちと「〜さんは○時に帰れるんだ。羨ましい」という気持ちが相まって、ある日、思わず皆に呼びかけてしまったセリフがある。
それが「いいなぁ、〜さんは後○○分で帰れるんですよ♪」だ。
もちろん発するタイミングは、自分がそのセリフを発する余裕がある時で、該当の同僚が帰る1時間前でも、30分前でも、10分前でもいい。当初は思わず出てしまった本音だったが、このセリフを意図的の毎日発し続けることで職場の雰囲気が若干良くなったような気がする。なぜ雰囲気が良くなったかという理由は以下だと思う。
魔法のセリフのメリット
1.同僚がそれを言われることにより「うれしい」気持ちになる
2.同僚が今何時か確認するのを忘れるくらい忙しい場合でも、勤務終了時間を教えてあげられる(同僚定時に帰れるように頑張る)
3.みんなが多少無理してでも勤務時間内に仕事を終わらそうとするので、仕事の効率がよくなる
4.みんながみんな定時で帰ることができるよう、助け合う雰囲気ができてくる(ように思う)
一週間もこのセリフを発し続けると、今度は同僚が自分が帰る数十分前に、自分の勤務終了時刻を教えてくれるようになった。
「Xinさん、後○○分で帰れるじゃないですか?」
自分が言われるとうれしい。頑張って定時に帰れるようにガツガツ仕事をするようになった。そして自分自身も周りに自慢する。
「僕は後○○分で帰れるんですよ♪」
というセリフを発しつつも、手は尋常じゃない程のスピードで動いている。このセリフはあくせく働くサラリーマン、サラリーウーマンにとって、幸せを呼ぶフレーズだと思った。
自分の仕事の場合はシフト制なので「〜さんは、後○○分で帰れるんですよ♪」となるが、シフト制じゃない職場では「僕たち(私たち)は、後○○分で帰れるんですよ♪」と呼びかけ合えば良いと思う。
あなたの人生の主人公はあなたです。限りある時間は大切にしましょう。勤務時間が定まらない営業の仕事、趣味の延長の仕事、自営業の仕事をしている人には、アプライしないフレーズだけど、大半の「疲れる、やりたくない仕事」をしている人は、ちゃっちゃと「僕たちは、後○○分で帰れるんですよ」と言い合って定時退社して、アフターファイブを充実させて下さい。