エイズには厳しいけどヘイズには寛容なシンガポールから、おはようございます。とうとうブログ更新のサボり癖がついてきたような気がします。
先月は書けない事や書きたくない事が色々とあったので放置していました。ま、そのネタはスキップするか後ほど書くとして、今回はヘイズネタを取り扱おうと思います。
当ブログを読んでくれている人でヘイズを知らない人なんて殆どいないと思うけど、小学生でも分かるようにくどくどヘイズを説明していきます。
ヘイズとは
インドネシアの島が焼けてその煙がやってくる大気汚染。毎年4月~10月はインドネシアでほとんど雨が降りません。だから、煙がシンガポールやマレーシアのクアラルンプールにやってくる。
大気汚染度の度合いはPSI(Pollutant Standards Index=大気汚染指数)という数値で表される。
〔PSIの度合い〕
・0 ~50︰ええ感じ
・50~100:ちょっとあかん
・101~200︰あかん
・201~300:めっさあかん
・301~︰死ぬほどあかん
ヘイズの歴史
最近になって問題視されるようになったように思えるけど、ヘイズ問題は40年前ほどからある。もっとも昔の報告と思われるのは1972年の10月。インドネシアのスマトラ島の都市、パレンバンが燃えて煙がシンガポールとマレーシアにやってきた。
画像引用元:http://www.straitstimes.com/singapore/environment/haze-in-singapore-a-problem-dating-back-40-years-
その後、観測史上で一番最悪だった数値は1997年9月のPSI=226。その記録が2013年の6月の記録PSI=401に塗り替えられて、一気にシンガポールのヘイズが脚光を浴びる。ここいらでヘイズスター、シンガポールの誕生したと感じる。
2014年も「ヘイズだぞ!」と言われていたような気がするけど、それほど気になるレベルでもなかったと思う。
だけど2015年は酷いですね。今のところ2015年の最悪の数値は9月25日のPSI=321だとか。しかも長く、しつこ過ぎる。シンガポールのストーカーみたいだ。
ヘイズを知ったらヘイズにならない?
シンガポール政府はヘイズに止めるべく、インドネシア政府にアプローチした。
シンガ「いつでも手伝いすんで!」
ネシア「・・・・」
シンガ「シカト決め込むなや┌(_Д_┌ )┐」
ネシア「ヘイズの問題はそんなに単純ちゃうねん。」
シンガ「じゃあそれを知る機会を作ってくれ。」
ごにゃごにゃ揉めた挙句・・・
ネシア「自分たちの力で十分、なんとかする。」
シンガ「(もう、ええ加減にしてほしいわ)」
グーグル先生によれば、インドネシアの問題地域のPSIは2,000だとか。「シンガポール軍が先導を切ってその地域に水をばら撒けば多少はヘイズが緩和されるのでは?」とは思うけど、シンガとネシアどっちともつかないやりとりが、ずるずる続いている状態。
最近実感したこと
正直ヘイズがやってきたとしても「シンガポールで雨が降れば消えるもの」だと思い込んでいた。「ヘイズよ!雨にも負けず、風にのせられよくもシンガポールまでやってきたな」と最近までは思っていた。だけど、雨が降りつつもヘイズまみれのシンガポールの最近の光景を見て思った。「こりゃあ、やっぱ深刻だわ!」だと。
本日のPSI
本日の早朝のPSI。昨日と比較的して空は透き通っているように見える。だけど、未だどの地域も余裕で100を超えている状態。この状態は10月一杯続くとかグーグル先生が言ってけど、勘弁してほしいな。
モクれば、モクるほど、シンガポールとインドネシアの関係も悪化しそうだし。ヘイズは想像以上に厄介だ。