忘れもしない小学校低学年の或る母の日。
二歳上の姉とお小遣いを出し合って、母親のためにカーネーションを買った。サプライズのつもりで買った花。ドキドキしながら、母親に渡した。
その瞬間、母は我々にこう答えた。
母「あのね、気持ちは嬉しいけどね・・・このカーネーションを買ったお金はどこから出ているの?」
自分&姉「・・・・」
その後は説教の嵐だった・・・
我々の小遣い = 親のお金
「花は綺麗だけど、花を見てお腹が膨れるわけではない。もし、こういうことをしたいなら、将来あなた達が稼いだお金で買ってちょうだい。」
というのが母親の言い分だった。
決して家にお金がなかった訳ではない。特に塾や習い事には通わせて貰ったし、大学の学費も払って貰えた。周りは奨学金の人も多かったのに・・。
しかし、我が家では財布の紐の締め方は躾の上で大きなウェイトを占めていた。貯金体質になったので今では感謝してるけど。
という訳で自分はどちらかと言うと、マキシマリストというよりは、ミニマリスト寄りなのだけど、先週末は「無駄遣い?」をしてしまった。
Laurelleというイギリスのブランド?(ウクレレみたいな名前やな)
ドービーゴートのSchool of Arts付近のショッピングモール前を歩いていると、姉ちゃんが声を掛けてきて買わされた。という非常にベタで情けない理由。
買った香水その1「都会男の威厳」
買った香水その2「欲望」
香水を買ったのなんて高校生の頃以来だ。でも、今回買ったのには訳がある。Buy 1 Get 3 Freeでお得だった上に、販売員の姉ちゃんにまるめ込まれたのだ。
これら4つで、ほぼ香水ひとつ分の価格。
「欲望」は女性ものなので誰かにあげる。「都会男の威厳」は三つも使えないけど「10数年ぶりに香水でも使うかな?」と思索中であります。使い切ることができなければ売れば良い。
「街頭プロモーションは案外お得かも!」なんて買ってしまった自分を、ひたすら正当化しています。