メインの銀行口座をシティバンクからOCBC銀行に切り替えて早4ヶ月。ネットバンキングの使い勝手。ATMの数や使い方。窓口でのサービス(客が多く凄く待たされるので大変)。とりえあずこういったポイントで様子を見ていましたが、そろそろ「シティバンクをクローズしても大丈夫だろう」という事で、仕事帰りにシティバンクの口座をクローズしてきました。
シティバンクからOCBCに乗り換えた理由
何故シティバンクをクローズして、OCBC銀行に乗り換えたのかという理由についてはこちら参照。OCBC銀行は普通口座なのに、ある条件をクリアすれば利子が3%くらいになるんですよね。
営業電話がうざい。利子が日本並に安い。日本から撤退している。シティバンクを辞めた理由は腐るほどあるのだけど、ミニマムデポジット(最低預金額)が高いのも数ある理由のうちの一つだ。
OCBC、DBS、UOBなどシンガポールには沢山の銀行があるが、何れの銀行もミニマムデポジットはSGD500.00~SGD1,000.00程度。だけどシティバンクに限ってはミニマムデポジットがSGD5,000.00。毎月この金額を口座に入れておかないとSGD10.00の口座維持手数料が取られてしまう。という訳でしゃ~なし、SGD5,000.00を シティバンクに放り込んだままにしておいた訳です。
シティバンク解約
そして、昨日とうとう自宅最寄のシティバンクの支店に向かいました。疑問だったのは口座に放り込んでいるSGD5,000.00はどのように処理されるのか?
シティガール「ご用件は何でしょうか?」
Xin(しん)「銀行口座をクローズしたいんです。」
シティガール「パスポートはお持ちですか?」
Xin(しん)「はい。」
シティガール「かしこまりました。解約の理由は何でしょうか?」
Xin(しん)「・・・(営業電話うざいし、口座維持手数料も高いからじゃ!)あ、他銀のアカウントを作ったので。」
シティガール「了解いたしました。SGD5,000.00程入ってますが、受け取りは小切手か現金どちらが良いでしょうか?」
Xin(しん)「(現金!?SGD5,000.00を?)この場で他銀へ送金はできないんですか?」
シティガール「できません。受け取りは小切手か現金になります。」
Xin(しん)「じゃあ、現金でお願いします。」
シティガール「了解しました。では席に掛けてお待ちくさだい。」
Xin(しん)「はい。(SGD,5000.00を現金で?SGD100.00札が50枚?うざいな。封筒もらわないと・・・)」
そして、待つこと約10分・・・・・・
シティガール「Xin(しん)さま。お待たせいたしました。現金はSGD1,000.00札でもよろしいでしょうか?」
Xin(しん)「あ、はい!(まじ?SGD1,000.00札?カジノでおばちゃんマダムがディラーに渡しているのしか見たことない。)」
そして渡された現金がこちら・・・
(これはOCBCのATMに預金する直前に撮った写真。)
シンガポールに住み始めて5年が経過。6年目になりますが、正直SGD1,000.00札を手に取るのは初めてでした。お札が凄く大きかったです。一万円札が丁度収まるくらいの財布を使っていますが横幅がでかすぎて少しはみでました。日本円に換算すると現在のレートで1枚8万円。これで40万円。あともう一枚SGD1,000.00札があればカンボジアで起業が1回チャレンジできる金額です。
SGD10,000.00札の存在
解約自体は思いのほかあっさり終りました。シティバンクのカウンターで現金を待っている際、ある注意書きが気になりました。
当支店では、SGD10,000.00紙幣。ブルネイドルを含む海外紙幣は取り扱っておりません。
ブルネイドルとシンガポールドルは価値が同じでなんです。両国で両通貨を使えるんですよね。だから、シンガポール在住の人はブルネイ旅行のために両替する必要はないし、逆の場合もまた然りなわけです。
それはさておき、そういえば噂でしか聞いたことしかなかったSGD10,000.00札。現在のレート換算して1枚約80万日本円という高額紙幣のことを思い出しました。残念ながら注意書きの写真は撮り忘れましたが、実際に銀行の注意書きに書かれているというこは存在するんでしょう。
SGD10,000.00(1万シンガポールドル)札
(写真はBanknote Asia: Singapore $10,000 – The Highest Value Banknoteより拝借しています。)
ウィキペディアによれば1973年1月29日発行開始。実際に市場でも出回ったそうですが、マネーロンダリングのリスクを減らすため、シンガポール金融管理局によって2014年10月1日に発行が中止されています。案外最近まで発行されていたんですね。
シンガポールのフリマアプリ「Carousell」でも取引がされています。現在のレートで1枚約80万円。正真正銘ぶっちぎりで世界で最も価値の高い高額紙幣です。
興味のあるシンガポール在住のお金持ちさんは、コレクションに如何でしょうか。自分も一生に一度くらいは、この紙幣で財布の中をパンパンにしてみたいものです。正攻法では無理ですね。