どうも。去年の9月に禁煙を始めて、とうとう禁煙1年が経過したけど、毎日4杯はコーヒーを飲んでしまうカフェイン中毒のXin(しん)です。
喫煙時代は、喫煙後の消臭も兼ねて大量にコーヒーを飲んでいた名残か、未だにコーヒーをがぶ飲みする癖が治りません。
当然コーヒーは質より量重視で、調達する場所といえばコンビニ、ホーカー、フードコートがメインとなります。
そんな自分のコーヒーのオーダー方法は毎回「Ice Coffee」か「咖啡冰」。
しかし、シンガポールのアンクルやアンティーは実に様々場なバリエーションでコーヒーをオーダーしています。
シンガポール流コーヒーオーダ方法
ホーカーやフードコートで早朝に鳴り響く聞き慣れた類のアンティー店員さんのフレーズ。
コーピーオーシュウタイ。コーピースィーコォウソン。シンガポールに住んでいる人なら、耳にしことがあるのは一度や二度ではないはず。
今回は、これらのコーヒーオーダ法フレーズについて纏めていきます。
Kopi(コーピー)
・意味:加糖練乳入りコーヒー(甘々ミルクコーヒー)
・由来:Kopiとはマレー語&福建語のCoffeeのこと。シンガポールで普通のコーヒーをオーダーすると加糖練乳入りの甘々コーヒーが出てきます。
Kopi C(コーピースィー)
・意味:無糖練乳入りコーヒー(普通のミルクコーヒー)
・由来:Cの漢字は「鲜」。海南語から来ていて、漢字の通り「フレッシュ」という意味。無糖といっても少し砂糖は入っています。Kopiほど甘くなく、恐らく日本人にとって一番馴染みやすい味だと思われます。
Kopi O(コーピーオー)
・意味:砂糖入りブラックコーヒー(ミルクなしのコーヒー)
・由来:Oの漢字は「黒」。福建語が由来で、もちろん黒を意味する単語。甘いコーヒーが苦手の日本人の友達はこのフレーズだけ覚えて、いつもKopi-Oを注文していました。
組み合わせて使う単語
これで、甘々ミルクコーヒー、普通のミルクコーヒー、ミルクなしのコーヒーが注文できるようになりました。あとは、薄さ、砂糖の量、アイスかホットかなど、好みに合わせて注文していきます。使うのは以下の単語。
どれぐらいの薄さ?
Poh(ポォ)
・意味:薄め
・由来:福建語の「薄(Poh)」から。
Gao(ガオ)
・意味:濃いめ
・由来:福建語の「厚(Gao)」から。
Di Lo(ディーロー)
・意味:さらに濃いめ
・由来:福建語の「直落(Di Lo)」から。直落とし!イメージしやすいですね。殆ど水なしという事だと思います。
どれぐらいの砂糖の量?
Kosong(コーソン)
・意味:砂糖抜き
・由来:ゼロ、空っぽの、という意味のマレー語の単語から。
Siew dai(スィウダイ)
・意味:砂糖少なめ
・由来:Siewは「少」でDaiは「底」という福州語(福建省の東部の方言)から。
Ga dai(ガ―ダイ)
・意味:砂糖多め
・由来:Gaは福州語(福建省の東部の方言)の「加」。なので「Ga dai」とは「加底」ということ
ホットかアイスか?
Peng(ピン)
・意味:アイス
・由来:福建語の「冰(Peng)」から。
ちなみに、同じ種類の2杯のコーヒーを頼むときは「Kopi Sua」と言えば注文できるそうです。
こちらも福建語由来なのだそうですが、どの漢字がSuaに該当するのか、どれだけ調べても分かりませんでした。
しかし、自分の経験上2杯ならマンダリンの「两杯(リィヤンベイ)」の方が良く使われている気がするので、今回は割愛します。
並べ方をマスターしよう
以上で挙げたもので、殆どの単語は網羅していると思います。
お次は、これらの単語をどんな順番で並べたら良いのかについて。色々例を見てみた結果、恐らくこんなルールになるのではないかなと思いました。
例えば・・・
「普通のミルクコーヒー、濃いめ、砂糖多め」の場合は「Kopi-C Gao Ga dai (コーピースィーガオガーダイ)」。
「ブラックコーヒー、薄め、砂糖抜き、アイス」の場合は「Kopi-O Poh Kosong Peng(コーピーオーコーソンピン)」。
「薄さ+砂糖の量」の順番になっているのは、きっと砂糖の量を表す単語より、薄さを表す単語の方がシラブルが短いからではないかな、と思いました。
以上。ぜひ様々なバリエーションのコーヒーオーダー方法をマスターして、ホーカーに突撃して、皆さん好みのコーヒーをオーダーしてみてください。