どうも、今までひたすら転職を繰り返してきたジョブホッパーなダメリーマン、Xin(しん)です。度重なる転職のすえ自分の履歴書は、いかなる日系企業も採用してくれないような内容になっておりますorz。
前回の転職の際に改めて自分の履歴書(日本仕様の方)をまじまじと見つめて「二度と日系企業には就職すまい!」。そう誓ったのでありました。
そんな自分にキャリア相談を持ちかけてくる若者がいた
今は好きな仕事をしている訳ではないし。自分は飯を食うため他人様の会社の利益のために働いている。仕事は楽しくない。なので好きな事しか書いてない当ブログに、仕事とかキャリアとか、そんなプロフェッショナルな内容は皆無。
キャリアに関する内容は書かないというか、苦手で書けないのだ。だからまさか、こんな内容のメールを受信するとは予想だにしなかった。
Xinさん
はじめまして。○○と申します。Xinさんに相談したいことがありメールを送らせていただきました。
私は現在大学生でもうすぐ就職活動が始まるのですが、特にこれといったやりたいことがないため仕事選びに迷っています。
また、労働環境の問題や経済も右肩下がりで若年層にばかり負担が押し付けられてしまう日本の未来にあまり希望が持てないため将来的にはシンガポールなどの海外で働いてみたいなぁ、という思いを昔から持っています。(英語は日常会話レベルなので今後も学習し続ける必要性を強く感じています。)
日本が沈んでいくときに、海外でも働ける手段を持っているというのはこれからの時代を生きていく上で非常に大切なことだと思っています。そこで、将来的に海外でも通用するようなスキルや経験を得られるような仕事につきたいと考えているのですが、調べてみると理系の学部卒でプログラマとして海外転職された方はたくさんいるようですが、文系出身の場合海外での就職は厳しいという意見が多く見られました。
そんな中でXinさんのブログにたどり着き希望をいただきました。Xinさんに質問させて頂きたいのですが、
Xinさんが今まで聞いた周りの話やXinさんの経験をもとに判断すると、私のような文系出身の人間が、将来的に海外でも転職をできるようにするという観点で見た場合、日本でのキャリア一歩目としてどのような仕事についてスキルや経験を磨くのがオススメでしょうか。(やはり海外で通用しやすいスキルと通用しにくいスキルや経験があると思うので、ぜひ知りたいです。)
また、差し支えなければ教えていただきたいのですが、Xinさん自身はどのような業種・職種でシンガポールで仕事の獲得に成功されたのでしょうか。お時間があるときで構いませんのでお返事いただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。○○
実は、このメールは2017年2月の中旬に頂いていたのだけど、気付かないうちにシカトをかましていたようだ(本当に気付かなかった、ゴメンナサイ)。
そんなことにもめげず、当ブログのあるエントリーにコメントでフォローアップしてくれたので、気付いた次第である。
「海外でも働ける手段を持っているというのはこれからの時代を生きていく上で非常に大切なこと」。
これは全くそのまま自分がシンガポールに就職する前に思っていたこと。まじで共感できる。
しかし、成功している訳でもない(というか寧ろ失敗している)自分に相談を持ちかけてくるとは、よほど切羽詰まっているのか。いや、恐らく自分がよく「三流私大文系卒のXin(しん)です。」と書いているので「まじか?そんなスペックでもシンガポールで就職できるのか?」と興味をもたれたのだろう。
先ず声を大にして言いたい!
「シンガポールに就職なんて五体満足であれば誰にでもできる。日本で就職するよりハードルが明らかに低い。」
理由は簡単で日本のように就職活動が苦行であるなんて事はなく(選びさえしなければ)就職活動が一瞬で終わるから。文系や理系なんて関係ねぇ!大卒でなくてもシンガポールで働くことができる。
という訳で大体2週間くらいで全工程が終わる、以前書いたシンガポール就職活動の流れについての記事を貼っておきます。
シンガポールでの就職活動の流れ(ざっくり)
就職活動そのものより試練なのはシンガポール労働省(MOM)からビザが降りるかどうかだと思う。そして、もっと長期的なスパンで考えると、シンガポールで就職して海外で通用するスキル&経験を身に着けたあと、どうする予定なのか。これが一番大切。
とはいえ、メールの返信には非常に悩んだ。相手は今から進路をどうするか悩んでいる大学4年生だ。当ブログに目を通して、わざわざメールまでよこしてくる辺り、相当の変わり者と見たが、下手なアドバイスをしたら彼の今後に大きく影響するかもしれない。メールを返すまでに相当悩んだ。
気の利いたアドバイスなどメールで書けへん
キャリア相談なんてやったことないしなぁ。悩みつつ、前回の記事をしたためた後も悩みつつ、いつか終わらせないといけない試練だと覚悟して、こんな返事をした。
○○さん
どうも、メール有り難うございます。シンログのXin(しん)です。返事が遅くなりまして申し訳ありません。
実は私は転職に転職を重ねていて、レジュメはグチャグチャな人間なので、とても人様にアドバイスできるようなキャリアは持っておりません。
したがって、新卒でこれから就職活動、若しくはその他の活動を経て働き始める方々に、変なアドバイスをしてしまい、人生をムチャクチャにしてしまうのではないかと懸念しております。
しかし、アドバイスという形ではなく、情報提供という形で、例えアドバイスをしたとしても、そういう意味で軽く受け止めて頂けるのであれば、色々と話をさせて頂きます。
その際、そういったキャリア的な内容を文章で書くのは苦手なので、差支えなければ日時を決めLINE、Skype、Whatsappなどでお電話させて頂くことは可能でしょうか。
Xin(しん)
とどのつまり能力が低く文章では上手くまとめられないので電話をさせてくれ、ということを返事した。超苦し紛れである。そして返事は一部衝撃的なものだった。
Xinさん
返信ありがとうございます。社会経験のない私にとってはどんな経験談や情報もとても参考になるのでぜひともお話を聞かせていただきたいです。
もちろん、Xinさんが懸念されているような重い意味での盲信や過信はせずに、自分の将来を考える上での一つの先輩の経験談として受け取らせていただくつもりです。やりとりはメールでも電話でもXinさんがやりやすい媒体で構いません。
LINEはやっていないのでskypeかWhatsappというアプリでお願いします。(どちらも使ったことがないので、Xinさんが普段使っている方をインストールいたします)。
よろしくお願いいたします。
え、今時の大学生ってLINEもSkypeもWhatsappも使ってないの?
シンガポールで1番幅を利かせているWhatsappは日本では超マイナーだと言う事は知っている。だけど日本ではLINEが流行っていなかったっけ?
メールを送っている段階では十中八九LINEになるだろうと踏んでいたのだが、何故か相手はWhatsappならインストールができるとのことで、結局Whatsappコールで相談に乗ることに。
そしてWhatsapp上で電話の日時を決め、ある週末の朝ランニングをして頭を活性化させたあと、彼と電話をしたのである。
今回は超苦手分野な内容につき、続きは次回に回したいと思います。