どうも。シンガポール在住、底辺現地採用のXin(しん)です。
シンガポールはタックスヘイブンなので株式投資にかかる税金は無料。おまけにSG株は配当が高い銘柄多いんですよね。
最近コロナの影響で不調ではあるものの、非課税・高配当・安定価格を兼ね揃えているのがシンガポール優良REIT。
なかでも、下記ツイートにて言及したS-REIT御三家は、シンガポールリートの中で時価総額がトップレベル。自分もよく売買しています。
自分がシンガポールのトップリートだと思ってるS-REIT御三家。
・Ascendas Reit
・Capitamall Trust
・Mapletree Industrial Trust配当約5%ばら撒きつつ、ぐんぐん伸びてる。
ポイントは何れもテマセク傘下というところ(笑)
最初から、こやつらに全力投球しとくべきだったと心底後悔。 pic.twitter.com/NTE1aDrKfY
— Xin(しん)🇸🇬SG│初心者ブロガー (@xinzaixinjiapo) June 28, 2019
しかしS-REITには、数年前まで存在感が薄かった無敵REITがある。それがKeppel DC REIT。
そこで今回は、このKeppel DC REITの紹介、魅力をお送りします。
Keppel DC REITとは
Keppel DC REITは、2014年12月12日、シンガポール取引所(SGX)に上場した、アジア初ピュアデータセンターREIT。
ポートフォリオは、アジア・ヨーロッパの計8カ国・11都市に設置された、18のデータセンターから成る(2020年現在)。
そう、ポートフォリオは全てデータセンターなので、コロナ危機も関係ない。
なので株価暴落中のコロナ禍のなか「何それコロナ、美味しいの?」というノリでグングン株価が上昇したんです。
適当にシンガポール株に投資してる自分も、投資初心者には先ずオススメする銘柄。
シンガポール人や在住者リア友によく「投資の仕方おしえて」と聞かれる事があるのだが…
自分は決まって「投資なんて簡単だ!スタチャー銀行に行って投資口座作ってオンライントレードでKeppel DC Reitを買うだけ」と答えるようにしてる。
KeppelはクソやけどKeppel DCは最強だと思う。 pic.twitter.com/sOloZG6oCW
— Xin(しん)🇸🇬SG│初心者ブロガー (@xinzaixinjiapo) April 8, 2020
Keppel DC REIT|基本情報
Keppel DC REITの基本的なデータをまとめてみました。
株価 | 2.62 |
時価総額(Market Cap) | SGD 4.28 billion(約3400億円) |
一株純資産(NAV) | 1.14 |
一株配当(DPU) | 1.83 |
配当性向(Payout ratio) | 122.39% |
配当利回り(Yield) | 3%前後 |
一株純資産(NAV)1.14に対し、株価2.62。明らかに買われすぎ。配当性向も122.39%は、少し払い過ぎ。
急激に株価が上がりすぎて、配当利回りもS-REITの中では最低レベルの3%台にまで落ちてます。言い換えれば、それだけ人気があるという事か。
Keppel DC REIT|パフォーマンス
過去5年間の業績を表にするとこんな感じ。
単位 100万SGD | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
総収入 / Gross Revenue |
102.5 | 99.1 | 139.1 | 175.5 | 194.8 |
純収入/ Net Property Income |
86.9 | 90.9 | 125.1 | 157.7 | 177.3 |
表は下記のサイトを参考にしてます。
データは、下記のKeppel DC REIT公式サイトからも確認可能。
総収入(Gross Revenue)は、賃貸全体収益。純収入(Net Property Income)は、賃貸収益から、税金やオペレーションコストを引いたもの。
純収入の割合が増大してるのは、不動産を買収していってるから。そしてデーターセンターという特性上、オペレーションコストが安いから、なのかも。
Keppel DC REIT|まとめ
Keppel DC REITは、ヨーロッパのプロパティが多めだけど、アジア初のピュアデータセンターリート。近年のパフォーマンスを見れば、いかにデータセンターのコスパが良いのか読み取れる。
以前Keppel DEITを持ってたのですが、株価も配当もショボくて、イマイチ良いイメージが無かったんです。Keppelという名前からか、Keppel DC REIT株価も、当初はそこまで急激な上昇ではありませんでした。
しかし、後になってKeppel DCの良さに気づいた時は既に遅し。すでに株価は暴走中でした。
今後も、テクノロジー発展に伴い、データセンター需要はさらに増えるだろうし、Keppel DC REITのパワーも、どんどん増強されると思います。
ただ一株純資産(NAV)が1.14なのに、株価が2.62と既に倍以上になってるのは気になるところ。
IT株はNAVとか関係ないイメージあるので、不動産とITの中間のようなKeppel DC REITの場合、どう判断して良いのか悩む。つまり、よう分からん。
とはいえ、投資は完全自己責任ですが、オススメなREITである事は間違いないです。知らんけど。
シンガポール株|日本でも取引可?
自分はシンガポール株を、現地のDBS銀行で、一部サクソバンクで取引しています。
日本ではシンガポール株取引可の証券会社は超少ないです。しかし下記証券会社なら、一部取り扱いがあります。
証券会社名 | 取扱い銘柄 |
SBI証券 | https://search.sbisec.co.jp/ |
楽天証券 | https://www.rakuten-sec.co.jp/ |
なので日本在住でシンガポール株投資したい人は、SBIか楽天を口座開設するしかなさそうです。