どうも。シンガポール在住、底辺現地採用のXin(しん)です。
自分はメインの投資用口座は『DBS』を、サブ用トレード口座は『Saxo Bank』を使っています。
しかし最近、短期トレードのため『タイガー・ブローカーズ(Tiger Brokers)』も開設しました。
最初は不安になりつつ利用してましたが、システム・メリットが分かってきたので紹介します。
Saxoは米国株取引の最低手数料はUSD4.00くらいですが、TigerならUSD2.00くらいで済むうえ、ウザいほどリベート入金の通知が来ます。
そんな訳で本格的に移行を考えてるのでTigerを紹介しますが、その前に米国株取引のための人気ブローカーについて説明します。
株式投資家に人気の2代ブローカー
「値動きが激しく稼ぎやすい株式市場は米国市場である」という事は多くの投資家にとって常識ですよね。
しかし日本やシンガポールの証券会社から取引すると、米国株取引の手数料は高くつきます。だいたい片道500円は掛かります。
そんな中で、日本人にとって安く米国株を取引するには次の二択でした。
・会社の所在国:アメリカ
・米国株手数料:USD1.00から
・メリット :圧倒的な手数料の安さ
・デメリット :1,000万円分を入れていなければ口座維持手数料が毎月USD10.00ほど掛かる。
これまで数多くの「株式投資はじめたい」と言う友人に対しては、よほど金持ちでなければSaxo Bankを薦めていました。
Saxo Bankはアプリもサポートも、日本語や韓国語を始めとする多言語に対応してますし、入出金も10秒~3分以内で爆速だからです。
大手という安心感もありますし、いろいろ政治的にも透明感がありそうなデンマーク企業なので大金を預けるのも安心です。
しかし昨今シンガポール人友人の紹介で、Tiger Brokersという中国系ブローカーを使い始めました。
タイガー・ブローカーズとは
老虎証券(タイガー・ブローカーズ/Tiger Brokers)は、2014年設立の中国のオンライン証券会社です。
最大のメリットは、米国株取引の手数料の圧倒的な安さ、様々なキャッシュバック制度がある上に片道USD2.00。
Tiger Brokersを紹介してくれた友人は、まだ株式投資も始めたことがないのですが、その友人が証券関係の仕事をしてるらしい。
そして、潤沢な資金がある訳でなければInteractive Brokersを、そうでなければTiger Brokersを、とアドバイスされたらしいんです。
紹介制度も充実してるらしく、その友人も紹介料が欲しそうだったので、気軽に自分も登録だけしてみました。
タイガー・ブローカーズの登録方法
登録は、先ず電話番号で登録してアカウントを作成して、その後アカウント認証のために詳細を入力していくイメージです。
ちなみにTiger Brokersは以下の地域に住んでいる人はアカウント作成できますので、日本在住者でも作れます。
「日本株の取引不可、日本語サービス非対応」というデメリットはありますが、片道USD2.00で米国株を取引したい人には作っておいて損はないです。
電話番号でアカウント作成
TwitterやWhatsapp経由の場合、タイガー・ブローカーズにアクセスすると次のようになります。
1.「Open Now!」をタップ。
2.「Register / Login」をタップ。
3.電話番号を入力して「Send Code」をタップ。
4.途中でVerificationを求められるので従いSMS認証。
5.ログインできるとこんなページになります。
※システムが改善されていて最初から登録ページに遷移して、スムーズに口座開設と認証に進めるようになっているかもしれません。
アカウントをログインご認証する
ここまでは自分もスムーズにできたのですが、取引すべくアカウント認証させる段階で問題が発生。
アプリをダウンロードしてログインしても国籍を選ぶ選択肢で「Japan」が存在しませんでした。
という訳で手数料が安いと噂のTiger Brokers、友人にReferral Linkを送ってもらい早速登録を試みたけど、衝撃的事実が判明した。
「日本人顧客は面倒くさくて手間だけ取られるから除外」としているのであれば、かなり合理主義な会社だ。
だけど、それならイギリスも外すべきだろうと思うんだよね。 https://t.co/eL8EHmUS2w pic.twitter.com/kJYBLR6uct
— Xin(しん)🇸🇬SG│シンガポール在住FIREワナビー (@xinzaixinjiapo) January 25, 2021
その後、何度かあらゆる方法を試して、自分のアカウント作成は完了。
自分がアカウント開設後、何人かTigerに興味ある日本人友人も紹介したのですが、同様の事態が発生。
「どうやってアカウント認証したらええの?」と苦情を受けてたのですが、ようやく解決方法を発見しました。
解決方法は、パソコンからログインしてアカウント認証手続きを進めるというシンプルなものでした。
- パソコンからだと「Nationality」の項目で「Japan」が選択できます。
その他スマホのChrome・Safari・IEなどのブラウザからでも「Japan」が選択できることを確認済です。
その後の登録の流れは大体こんな感じです。
- 国籍・在住国・出生国・税金番号(EP・Spass・DP、日本ならマイナンバー)
- シンガポール在住ならSingpass経由で登録可能。日本在住ならマニュアル入力
- 現在の仕事などの詳細を入力、Regulatory Informationは全て「No」を選択
- 一般的な人はアカウント作成の種類を選ぶページまですべて「No」を選択
- このページは「margin account」のみ「Yes」を選択し、他は「No」を選択(これをしないと米国株を買うときにSGD→USDの両替が都度必要になります)
- このページも拘りがなければ「ETFs/EYNs」のみを選択。
- 投資関連業務経験もないのであれば無視でSGX Online Education Programmeも「Did not pass」を選択(日本在住者は多分受けることはできないと思います)。
- 残りは全てリスクについての同意に関する質問なので全て「Yes」を選択。
- 最後はIDと住所確認書類のアップロード、これにてアカウント認証手続きは完了です。(その他のスクリーンも、Google Driveに放り込んでおきました。)
自分のシンガポール在住の友人は登録が完了。
日本在住の友人も「住所書類が日本語でも大丈夫かな」という不安がありつつも、書類確認中ですメッセージを受信しました。
一応、日本在住者も作れるようですが、タイガー・ブローカーズ側で日本語の住所書類がどうなるのか。
この記事で随時アップデートしたいと思います。
※2月15日更新
日本在住の友人もタイガー・ブローカーズのアカウントが作成できたようです。
しかし、入金がSGD、USD、HKD建てのみで日本在住者は海外送金で手数料など掛かる可能性があるとのこと。
今後、改善されることもあるかもしれませんが、現時点では海外送金手数料はユーザー負担になるかもしれない、ということですね。
香港やシンガポール在住者は、送金手数料は無料でサクサク送金できますが、その他国在住者は要注意かもです。
タイガー・ブローカーズは結局どうなん?
先述した通りタイガー・ブローカーズは「日本株の取引不可、日本語サービス非対応」という大きなデメリットがあります。
しかし、人が成功するためには、能力より場所選びが大切です。
多くの手練れの投資家は、日本株で勝負するより米国株で勝負する方が圧倒的に勝率が高いということを肌で感じているはずです。
普通のウェイトレスは、同じ業務内容でも、場所をバングラデシュからサンフランシスコに移動しただけで、給料が跳ね上がりますよね。
同様に投資家も、たとえ日本語で情報が得られる楽さがあっても、日本株で勝負するより米国株で勝負する方が、圧倒的に勝率が高いです。
そして米国株をやってれば、何れは英語も必要になってきます。
なのでタイガーブローカーズのデメリットに対しては、次のように反論してしまいます。
- 日本株の取り引きができない → 負けやすい日本市場取引の機能は不要
- 日本語対応サービス非対応 → 米国株情報を得るため英語に慣れるのも必要
そんな訳で、タイガー・ブローカーズは割と日本在住の人にとってもオススメかも、と思うわけです。
中国も混ざってますが、タイガー・ブローカーズはSNS機能もあって他のユーザーとも交われるので楽しいです。
自分もすでにタイガー・ブローカーズで取引をはじめていて、入金して取引を始めています。
近ごろ株クラ界隈では人気の打ち出の小槌ETF「ARK ETF」もタイガーなら全種類購入できます。
Tiger Brokersで何を注文すべきか悩んだ末、人気のARK系ETF5種に全力投資すると決めました。
フォロワーの皆様には、キャシー・ウッド頼みの戦法でSGD6,000(50万)を増やすプロセスをお見せします。
自分はARKの破壊的戦法で「投資=難しい」のイメージを破壊する。https://t.co/wXjjHXI5jx https://t.co/3RMKULhjUW pic.twitter.com/wSAGH1ZoYC
— Xin(しん)🇸🇬SG│シンガポール在住FIREワナビー (@xinzaixinjiapo) February 4, 2021
そんな訳で「英語でも構わない米国株取引の手数料を安く抑えたい」という方はタイガー・ブローカーを検討してみることをオススメします。