ホーチミンからダラット行きのバスの出発の時間。バスに乗り込もうとすると、トランが意外なアドバイスをしてきた。
「バスに入る前に靴を脱いで!」
バスに乗るために靴を脱ぐなんていう経験は生まれてはじめてだった。戸惑いながらも靴を脱ぎバスの中をのぞき込むと、こんな光景が待っていた。
快適そう。足も伸ばせるし、寝ることを前提に設計されている。
3列のシートに上下の席。快適でありつつキャパシティもなかなかのものだ。
バスの待合室は汚かったけど、バスの中はとても綺麗。しかもシンガポールのバスに負けず劣らずの涼しさで、むしろ寒い。
今まで、神戸から東京、トロントからニューヨーク、という大都市間を長距離バスで移動したことがあるけど、こんなガチ寝できそうなバスは初めて。
ちなみに、ダラットへの旅行(3泊4日)は日系エージェントでパッケージを頼むとUSD150.00ぐらい掛かるけど、こちらは片道USD12.00。
ただしバスの中はローカルばかりなので、ベトナム語が達者であるか、ローカルの同行者がいない限り利用するのは難しいかも。所要時間は6~7時間と長い。
飛行機では料金はUSD35.00ほど。所要時間は20分ほどらしいので、余程物好きな旅行者でない限り、外国人は飛行機を使うのが良さそう。しかしローカル気分を味わいたいならもってこいの移動手段だ。