高美湿地を後にして市内へ戻ると、ちょうど夜市の屋台が並び始めていた。「逢甲夜市」はこの辺りで一番賑わう夜市らしい。
話が変わるが、以前巷で話題になった「進撃の巨人」というアニメではタイトルの通り沢山の巨人が出てくる。
通常の巨人は人間と同じ形をしていて身長は約3~15メートル。言葉を話さず男性的な体つきをしてるが生殖器がなく、人を食い殺すのが行動原理となっている。しかし、上記の行動原理に当てはまらない普通とは違う独特の行動をする巨人もいて(つまり、行動がむちゃくちゃ)、それらの巨人は奇怪な行動をとることから「奇行種(きこうしゅ)」と呼ばれている。
「進撃の巨人」を見れば分かるが、アニメ内でも人間がこの奇行種に会うと「うわぁぁぁ、奇行種だ≡≡ヘ( ´Д`)ノ」とか言って逃げて行くわけだが、とにかくこの「奇行種」と呼ばれる巨人は出てくる頻度が高い(巨人四体につき一体くらい?)。
自分は他の男性と比較しても面食いな部類に入ると思う。その上で改めて宣言しよう。「台中の逢甲夜市では、自分にとってストライクゾーンな美女達に遭遇する確率が、奇行種に遭遇す確率並であった」と・・・。
決してみんながみんな美人という訳ではない。しかし、台北と比較しても、台中の夜市は美人に遭遇する確率が、高かったと個人的に思う。
通常こういった屋台では80%以上が屋台に目が行くものだと思うが、今回に限っては70%以上が女性に気を取られていた。今回の夜市で食べたもの。
蛋餅(たんびん)
霜降牛(しもふりぎゅう)
蚵仔煎(オアチェン)
こっ・・・これはシンガポールで大好物のフライドオイスターではないか(´∀`)(牡蠣オムライスだから少し違うけど)。が、味についてはシンガポールのそれに遠く及ぶものではありませんでした。その他、色々な種類の料理が売られていて、美味しい、楽しい夜が過ごせた。
ジョンが買った食べ物も、つまみ食いしながらお腹も一杯になった。
Xin「どこかこの辺りにビールが飲める場所はない?」
ジョン「う~ん、コンビニかな・・・。」
ジョンによると台湾にはシンガポールのホーカーのような場所はない。仕方ないのでコンビニに行くことにした。道中見つけた、頭文字D好きな人には、萌える一品を横目にコンビニへ向かう。
逢甲大学付近のセブンイレブンでは何と当ブログのマスコット(いつからやねん?)「クッパ」の妹もいた。
これがクッパ。
Xin「でもさぁ、ここでビール買っても、どこで飲むの?歩き飲み?」
ジョン「いや、ここで飲めるよ!」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
そう、台湾ではどこのコンビニでも漏れなく飲食スペースがあるので買った物をコンビニで頂くことができる。このコンビニで酒を飲みつつ、ジョンと夜な夜な語り尽くした。
語り合って知った内容は会話形式にすると長くなりそうなので箇条書にします。
・中華系マレーシア人の進学先として、台湾の大学を志望する学生は非常に多い(経済的理由から、台湾の大学の方が安いらしい)結果、台湾には中華系マレーシア人が非常に多い。
・中華系マレーシア人の思考の核となる言語はほとんどが中国語(マンダリン)、次いで広東語、英語、マレー語。ジョンは英語やマレー語を話すことはできるけど、書くのは凄く苦手らしい。
・台湾でも、中華系マレーシア人同士がコミュニケーションで使う言語は、ほとんどが広東語。
・台湾では、韓国人がタクシー乗車を拒否されるという噂は、ある程度本当らしい(タクシードライバーにも依るらしいが)。
ちなみに、ジョンは大学を卒業したら将来、就職してビジネスのノウハウを掴んでマレーシアでビジネスを始めたいらしい(個人的にこの判断は凄く賢いと思う)。何をするとか具体的には決めていないけど、日々ビジネスの種を模索中なんだとか。しっかりした考えを持っていて凄く頭の切れる好青年でした。気遣いもできてジョンは自分が心ゆくまで夜の談笑に付き合ってくれた。本当にジョンに感謝感謝の一日だったしかも次の日もバイクで駅まで連れていってくれることに)。
夜の12時頃だったろうかジョンにお礼を言って切り上げホステルに戻った。ホステルの部屋の机には、チェックイン時には気付かなかった「生活週記」が置かれていた。
中を覗くと、この部屋に泊まった人の感想等が記されていた。
自分も負けじと、下手くそな字で(実は字を書くのが下手くそ)感謝の気持ちを書いた。
長い長い一日の終わり。次の日は朝から「台湾の京都」らしい台南へ向かう。