一人で来ていれば「ただの大きな橋」という感想を持ったに違いない。
Tinderで手配した案内人ニーナに「橋に行きたい?」と聞かれて反射的に「うん」と返事した。バタムの観光地は一つも知らないから、おまかせコースの選択肢しかない。
「橋」に行くまでの風景。
いかにもアジアの国にきた気分。
バタムは、インドネシアといえど、マレーシアのジョホールバルと同じく、シンガポールのご近所さん。シンガポール経済の恩恵を受けているジョホールバルと同じように、
(香港と深センみたいな感じで) ある程度潤っていると考えていた。
しかし、橋に向かうまでの光景を見て「それは過大評価過ぎた」と認識した。
プチ・スラムのような雰囲気?
しかし、開発は行われている。ニーナによれば、ほんの数年前はこの一帯は「何もなかった」らしい。
そもそも資源がふんだんにあり、人口が爆発的に増えているインドネシア。今は後進国に甘んじているかもしれない。だけど、ひとたびシンガポールのように「モラルがあって優秀な指導者」さえ現れたら、爆発的に成長するだろう。
もともと資源も何もなかったシンガポールでもなし得た事。今のところポテンシャルだけで言えば、インドネシアの右に出る国は、ないと思うんだよね。
でも、汚職が蔓延るインドネシアでクリーンな政治なんて敷居が高すぎる。最強に頭のキレる人が「汚職したら死刑」ぐらいの厳しいルールを徹底しない限り爆発的な経済成長は難しいかもしれない。
色々な思いが頭の中を駆け抜け30分ほど走ってもらったところで到着。
「大きな橋」だ。
付近には、ドリンクや果物の露天がある。
喉が乾いたので、ここでドリンクを購入。値段はIDR20,000.0(200円)くらい。「あんまり無駄遣いするんじゃないの。こういった観光地は高いんだから」とニーナにお説教されてしまった。
確かに高い・・・・シンガポールと同じくらいの価格?しっかりしたニーナの性格が伺えた。
「BARELANG BRIDGE」全然知らなかったバタムの観光地。
ニーナによればバタムの南に位置していて、こんな橋が三つの島を繋いでいるらしい。
バタムに到着してからというものバイクに乗りっぱなしだったから、ほとんどニーナと会話できていなかった。
ニーナ「ねえねえ、この橋から落ちたら、死ぬと思う?」
Xin「海?は深いの?」
ニーナ「凄く深いよ。」
東京湾と比べたらどっちが高いんだろう?
Xin「大丈夫じゃないの?」
ニーナ「私の友達が昔ここから落ちて、死んだんだよね・・・」
Xin「( ´Д`)・・・まじ?いつの話?」
ニーナ「4年くらい前の話。」
Xin「なんで落っこちたの?」
ニーナ「度胸試して、自ら飛び降りた!みんな、まさか死ぬとは思ってなかったんだよね。」
・・・・・インドネシアって、
命の重みが軽すぎるだろ。。。(インドかよ?)
鳥肌が立ってきたため、この辺りで引き返しました。(ヘタレです)
どうやら、この橋がメインの観光地で、この先に行っても何もないらしい。
中心部に戻ります。
時間は12時前後・・・
ニーナ「次はどこに行く?」
Xin「お昼食べに行こうお昼。」
ニーナ「何料理が食べたい?」
Xin「やっぱインドネシア料理でしょ!庶民的で無難なローカルレストランをお願いします。」
かくして、ローカルレストランに行くことになった。
しばらく走って到着したのはこの付近。
恐るべしインドネシア。一体どんな店でお昼ご飯を食べることになるのやら。