シンガポール3大ホーカーセンター
ホーカーセンターとは、シンガポールやマレーシアにある屋台が密集している屋台村のようなもの。フードコートを外に持ってきたようなもので1つのホーカーセンターには、中華系、インド系、韓国系、西洋系、日系のものまで実に様々な種類のストール(屋台)がひしめき合っている。
シンガポールに住み始めて早5年。「シンガポールで有名なホーカーはどこにあるか?」とふと考えた時、以下3つのホーカーが思い浮かんだ。
ラオパサ
恐らくシンガポール滞在者が旅行者をアテンドする時に最も利用する率が高いであろうホーカーセンター。2014年6月にリノベーションされてからは、アイスクリーム屋、ケーキ屋、日式うどん屋など、他のホーカーには見られない屋台も楽しめるようになった。若干他のホーカーに比べ値段は高めであるものの、環境&施設代と考えればコストパフォーマンスは良い。
マックスウェルホーカーセンター
シンガポールで一番知名度があるチキンライス屋台「ティエン ティエン ハイナニーズ チキンライス」あることで有名。不便な場所にあるからか、ラオパサに比べ存在感は薄いものの、チキンライス屋さんだけはいつも旅行者でごった返している。「ここに来ている旅行者=チキンライスを食いに来た奴」と断定していいだろう。
ニュートンフードセンター(別名︰ニュートンサーカス)
他の二つのホーカーセンターから、少し離れたニュートン駅の近くにあるこのホーカーセンターは、ぼったくり屋台として有名だ。日本人がこの屋台を一周すれば、少なくとも5回は、営業用日本語で話しかけられるだろう。旅行者が食べそうな、グラム価格で表示されている海鮮などを注文する際は特に注意が必要。旅行者に人気がある屋台にも関わらず、旅行者だけで行くのはおすすめできない屋台である。
ニュートンサーカスをクローズアップ
今回自分がニュートンサーカスに行ってきたのは、プルデンシャルのセミナーが主催されたプルモールというふざけた名前の、ニュートン駅近のビルを出た時に「そういえば、シンガポールで一番おいしいフライドオイスターは、ニュートンサーカスで食べられるとネットに書いてたような気がするな」と思いだしたためだ。
食事付きのセミナーだったので、お腹はそれほど空いていない。だが、ニュートンは基本的に何もないしょぼい駅で、今回のように怪しげな保険会社のセミナーでもない限り来る機会はほとんどない。
「今ニュートンサーカスのフライドオイスターを食べなきゃ、いつ食べるの?今しかないでょ今!」
どうでも良い誘惑に誘われてやってきた。相変わらずぼったくられやすそうな外国人でごった返している。ここは辺鄙な場所にあるから、やってくるのはニュートンサーカスが目的でやってきた外国人ばかりなのだ。自分も外国人だけど、自分のように用事のついでにやってきたケースは稀だろう。
早速「Best」「Fried Oyster」「Singapore」「Newton」などのキーワードでぐぐると候補が出てきた。やはり、シンガポールでベストなフライドオイスター屋台の一つはニュートンサーカスにあったのだ。
Hup Kee Fried Oyster Omelette
こちらが該当の屋台「Hup Kee Fried Oyster Omelette」。フライドオイスターの価格はSGD5.00(小)、SGD6.00(中)、SGD8.00(大)と三種ある。高くも安くもない、フライドオイスターとしては他のホーカーセンターと変わらない一般的な価格だ。迷わず(小)を注文。
フライドオイスターと一緒に注文するのはタイガービール。大瓶SGD7.50と、この相場は他のホーカーより若干高めだが、ドリンクの屋台のおばちゃんの働きっぷりに感服したため一本注文。
フライドオイスター屋台のおやじが、フライドオイスターを各テーブルに配るのを眺めながら待つこと20分。ようやくフライドオイスターがテーブルにやってきた。
宇宙人の顔のようにも見える、こちらのフライドオイスター。確かに牡蠣と卵の味がはっきり、しっかりしていてうまい。そこまで絶賛するほどでもないが、フライドオイスターとしてはクオリティの高い部類に入ると思う。
何もよりも(小)サイズの割に結構ボリュームがある。普通は(小)のサイズならもう少し小さい。(小)でこれなら(大)を注意したら、一体どんなサイズのフライドオイスターは出てくるんだろうか?
まとめ
今回おすすめする「行ってみたいお店」は、「ぼったくりで有名やけど、案外コストパフォーマンスは良いかもしれへんな」というニュートンサーカスの「Hup Kee Fried Oyster Omelette」。ニュートンサーカスはぼったくりで危ないから行かない方がいいかもしれない。
だけど、行くなと言われるから行きたくなる、食べるなと言われると食べたくなる、やるなと言われるからやりたくなるのが人間の性ですよね。
次回はまだ自分も行ったことがない、場合によっては女性も食べられるお店(もちろん普通の料理も食べられる)に行って記事をしたためようか検討中です。