自分は外見にアグレッシブ性がないせいか、道端でよく話しかけられる。旅行者に道を聞かれたり。プロモーションで声を掛けられたり。逆ナンされて怪しげなセミナーに行ってきたことさえある。
【過去記事】
数秘術講座(3)- 具体例なレッスン内容と深まる逆ナン女子の謎
クーポン券を売る女
先日、仕事帰りにふらふらしていた時、笑顔をこちらに向け、プロモーションをしかけてくる女性がいた。何を売るつもりだろうか?挨拶をしてくるや否や、こんなクーポン券を見せてきた。
「The Manhattan FISH MARKET(日本にも池袋店があります)」のクーポン券のようだ。よく見てみるとなかなか割引率が高い。
女「半額から無料だよ。これいいでしょ?」
Xin「お、いいね。これくれるの?」
女「ううん、売ってるの。SGD20.00(1,600円)だよ。」
Xin「は、売ってるの?クーポン券を街で売るとか聞いたことない。面白いことしてるね。どこの会社の人?」
女「Appco Group。マーケティングの会社。」
Xin「レストランにはよく行くけど、あまり洋食は食べないんだよね。韓国BBQ、インド料理、タイ料理、日本食ばっかり。このクーポンよりも、あんたが勤めてる会社に興味がある。雇ってる?」
女「このレストランも試してみて。あなた外国人でしょ?どこの国出身?PR(永住権)持ってないとダメだよ。」
Xin「日本出身。ちっ2ヶ月ほど前にPR申請したばかり。スーパー運が良くても、もう4ヶ月待たないと。このプロモーション結構効いてるの?」
女「私は、これを売れと言われているだけだから、詳しくは知らない。買うの?買わないの?」
Xin「う〜ん( ´Д`)。あんまり脂っこい料理は控えてるからな。」
女「買わないんなら他を当たるけど。もう、随分あなたに時間をとってしまったし、他の人声を掛けるチャンスを逃しちゃった。」
Xin「あ゛〜。分かった分かった。買うから。これだけ教えて。」
女「何?」
Xin「1日に何枚くらい売れるの?」
女「このエリアでは3人でやってる。だいたい1日1人で10枚前後売れる。1日30枚くらいね。」
案外印象に残る
購入する際に、名前と電話番号を聞かれました。きっと次に何かのプロモーションがあった際にSMSが送られてくるんだろうと思います。
ビラを配ったり。テッシュを配ったり。モバイルチャージャーを配ったり。自撮棒を配ったり。などという方法でのプロモーションはシンガポールでもよく見かける。
けど「クーポン券を売る」という方法は珍しくて。クーポンを購入しなくても結構印象に残ったと思う。案外効果的な宣伝方法かもしれませんね。
クーポン券の期限は2016年5月22日まで。当分The Manhattan FISH MARKETまみれな週末になりそうです。