海外に到着した後は、できるだけ早くデータ回線と現地通貨を確保したいもの。今回のミャンマー到着後の流れをまとめます。
空港から市内までのタクシー代は8000チャット。SIMカードは10000チャット前後です。とりあえず到着後は、タクシーとデータ回線代のUSD20.00分だけミャンマーチャットに両替しました。
※ミャンマーチャット=0をとれば日本円の額になります。
ミャンマーのSIMカード
現在ミャンマーでデータ回線を提供している会社は3つ。MPT(エム・ピー・ティー)、ooredoo(オーレドー),terenor(テレノール)という会社です。
ちょいと調べたところ、どうやらMPTという会社が最もメジャーで、日本で言うところのDOCOMO、シンガポールで言うところSingtelに当たるらしい。
なのでMPTにしようと心に決めていたのですが、空港に到着してゲートを出ると、やたらとooredoo(オーレドー)のブースが賑わってました。みんな4Gのために並んでいるのだとか。
ブースに近寄ると、ローカルのおばさんがしきりにオーレドーを買わせようと日本語で喋りかけてきます。こういった途上国で日本語で喋りかけてくる人には拒否反応をおこしてしまう自分。無視して誰もいないMPTのブースへ。
MPTはどうやら3Gしか提供してないようですが、当方シンガポールでも3Gユーザーなので問題ない。SIMカード代1500チャットと、1GB分の5000チャットを払ってSIMカードをゲットしました。
市内までのタクシー代を少しだけ安くする方法
先述のとおり市内までのタクシー代は8000チャットと相場が決まっています。しかし空港から少し歩いて道路まで出ると少し安くなる、という情報を手にしたので試してみました。
空港から少し歩いたところを歩いていても、タクシードライバーが鬱陶しいほどに話しかけてきます。
ドライバー「ヘイ兄ちゃん!タクシー」
Xin(しん)「いくら?」
ドライバー「8000だ!」
Xin(しん)「じゃあ、いい。他を当たる。」
ドライバー「分かったじゃあ7000だ!」
あっさり安くなったもののタクシーに乗っている最中「何でミャンマーにまで来て、たかだか1000チャット(100円)を値切っているのだろう」という罪悪感に苛まれるので、あまりお薦めできる方法ではありません。
ホテルに到着
今回バガンに行くまでの間、一泊だけ予約したチャイナタウンエリアにあるAgga Youth Hotel。ワンルームを予約しましたが、一泊SGD17.88でした。比較的ホテル代が高騰しているミャンマーでは激安価格。
しかし、部屋は小さいし窓もない。シャワーもお湯が出にくいので調節しにくかった。一応プライベートは確保できるけど、本当に寝るためだけの場所といった感じ。
他の旅行者とのコミュニケーションも期待して、このホステルにしたのですが、当てが外れました。しかしスタッフの人たちはめちゃくちゃ親切でした。しょぼいですが朝食もついています。
ヤクンカヤトースト
ホテル到着後は、当日案内してもらう予定のカウチサーファーに会うまで時間があったので、一足先に街へでかけました。とりあえずボジョーアウンサンマーケットへ。
近くのビルにヤクンカヤトーストがあったので試してみました。4500チャット。シンガポールでは庶民の行きつけであるヤクンカヤも、ミャンマーでは金持ちしか入れなさそうな空気が。
シンガポールのものより少しクオリティが高かったです。
バガンへのバスチケット購入
空港ではUSD20.00しか両替しなかったミャンマーチャット。そろそろ纏めて両替したい。と思いつつ両替商を物色するも、なかなか良いレート店が見つからず。
ヤクンカヤの入っているFMIセンターの向かいに旅行代理店が入っていたので、一先ず謂バガンまでのバスチケットを確保することに。DANA MOEにて。
事前に調べた情報ではJJ EXPRESSのバスが一番快適だとの事でJJ EXPRESSのチケットを購入。片道USD18.00でした。
Xin(しん)「ヤンゴンに戻ってくる分も購入したいんですが。」
店員さん「帰りのチケットはバガンで購入してください。」
Xin(しん)「うそん。」
しかも、JJ EXPRESSに乗るためには、ヤンゴンのダウンタウンから少し離れたアウンミンガラバスターミナルに行く必要があります。タクシーでは約8000チャットほどか掛かります。
両替詐欺師現る?
案内してくれる予定のカウチサーファー(名前:ダリ)とは、この付近で最も目立つスーレーパゴダで待ち合わせ。
パゴダ周りには色々なお店があったので、辺りをウロウロしてました。この辺りには両替商もあったのだけど、何しろ両替しようとしていた額はUSD550.00。少しでもレートがよい場所で両替したい。ちなみに当日の両替レートはUSD1.00=MMK1180.00前後。悩んでいると、若いローカルの兄ちゃんが声をかけてきました。
兄ちゃん「何を探しているんだい?」
Xin(しん)「両替商。パゴダ周りの店は確認したけど他にない?」
兄ちゃん「この付近なら、あそこと、あそこと、あそこと、あそこにあるよ!」
Xin(しん)「オッケー。サンキュー。」
兄ちゃん「凄くいいレートの店があるから、連れて行ってやろうか?」
Xin(しん)「いくら?」
兄ちゃん「USD1.00=MMK1250.00だ。」
Xin(しん)「・・・・・・今友達とここで待ち合わせしてるから、友達と合流してからでもいい?」
兄ちゃん「オッケー。いいよ。」
結局このあとダリと初対面したあと、この兄ちゃんはダリにより詐欺師だと判断され、退散させられるのでした。
結局両替はどこですべき?
スーレーパゴダから歩いた超ローカル店「KING」にて。
Xin(しん)「さっきはどうも有り難う。」
ダリ「いえいえ。」
Xin(しん)「あの少年の手口はどんなパターンがあるの?」
ダリ「詳しくは定かではないけど、例えば10000チャット札の中に1000チャット札を混ぜられたり。四つ折りにして分厚くしたチャット札を渡されてそのまま逃げられたり。とにかく、ちゃんとしたレートで両替なんてしてくれないはず」
Xin(しん)「なるほど(・o・)」
この後ダリと色々な店を回った結果、結局両替したのは、スーレーパゴダ周りにあるMTAというお店。
この店のレートが最も良かったという訳ではないけど、クーラーのついたセキュリティの掛かった店なので、ゆっくりお札を数えることができました。
スタッフさんもめちゃくちゃ親切でした。
両替は少額を5000チャット札に
当初はUSD550.00全てを両替しようと思っていたけど、ダリの助言により一先ずUSD200.00だけを両替することに。
明日になればレートが良くなるかもしれないし、USD550.00も一気に両替したら持ち運びが面倒になるらしい。
且つ、紙幣は10000チャットにではなく、準最高額紙幣の5000チャットに。10000チャット札はミャンマーチャットで最も高価なお札だから偽物と疑われたり、人によっては5000札のお釣りをもっていなかったりと、使い勝手が悪いらしいのだ。
という訳でUSD200.00をミャンマーチャット5000札の束に両替すると、こんな感じになりました。
ギリギリ財布の中に収まるかどうか。
この倍以上のUSD550.00を両替してたら、確かにお金をどこへしまうか戸惑っていたと思います。
旅行の出だしから現地に住んでいる人と行動することで、随分助けられました。
この後、定番のマハバンドゥーラ公園を散策したあと、少しニッチな場所へ連れて行ってもらいます。