シンガポールのフルーツといえば、言わずもがなドリアンが有名だけど、ドリアン嫌いはどうすれば良いのか。日本人=納豆好き、という式が必ずしも成り立つ訳ではないように、シンガポール人=ドリアン好き、という式も必ず成つという訳ではない。
先日ゲイランの「成都名小吃」で食事をした後、ドリアンは嫌いだけどフルーツは大好き、というシンガポール人の友人に連れて行ってもらった。
AH HUNG D24 SULTAN DURIAN
AH HUNG D24 SULTAN DURIAN
204 Geylang Road 389267
6743 3509
お店は、「成都名小吃」よりワンブロック駅方面に歩いたところにある。この店にも新鮮なドリアンは置いているんだけど、自分はドリアンが好きじゃない。
いつもゲイランで食事→ドリアン、という流れが多いけど、今回はドリアン以外の果物が食べられるとあってアゲアゲ気味なテンションだった。若干暴走気味に、お店のアンクルに果物を注文するシンガポール人の友人。
人数は計6名。「ちょ・・・ちょっと頼みすぎじゃないか?食べきれない!」と言う制止にたいして、「いや、食べられなかった分は持って帰るから」と言って、果物ラバーなシンガポール人に揃えられた果物はこんな感じ。正直マンゴスティーンしか見たことがない。
これだけ注文してSGD30.00程。同じように見える果物でも、微妙に名前、食感、味が違う。という訳で今回はお粗末ながら、自分が食した果物たちを紹介します。
シンガポールの果物たち
メジャーどころから攻めて行きます。
マンゴスティーン(Mangosteen)
色々な果物を試したけど「結局マンゴスティーンが一番美味しい」というのが自分の率直な感想。ドリアンが「果物の王様」と称されるのに対し、マンゴスティーンは「果物の女王」と呼ばれている。酸味が効いていて、甘くて美味しい。まさに女王の名に恥じぬ味なわけだ。
ランブータン(Rambutan)
ライチとの違いがイマイチ分からない果物。グーグル先生よれば、ランブータンはライチの一種。ライチの産地は中国南部で、ランブータンの産地は東南アジアらしい。なるほど、それでシンガポールでは新鮮なランブータンが食べられるわけだ。味は果物素人の自分には、ライチとの違いが分かりませんでした。
ジャンブー(Jambu)
名前は「ジャンブー」である。名前覚えにくいから中国語の「全部(チゥュエンブー」と覚えたらいいね。と言ったところ中華系シンガポール人の友人に爆笑されてしまった。シャリシャリしていて水水しい果物だけど、味が薄くてそこまで美味しいとはいえない。というのが自分の率直な感想。
ジャックフルーツ(Jackfruit)
甘くて柔らかい実をしている。弾力や粘りがあって、フルーツガムみたいな食感。好きな人は病みつきになりそうな味をしている。
ロンガン(Longan)
漢字では「龍眼」と書かれる。その名の通り龍の眼のように小さいが、皮は薄くて中身はライチの身に似ている。ライチやランブータンが好きならロンガンもきっと好きになるはず。見た目はイマイチだけど、味はまずまずな果物。
ルク(Ruku)
果物に詳しいシンガポール人が「Ruku」と言っていたので当ブログでも「Ruku」としています。しかし「Duku(ドゥク)」という呼ばれ方の方が一般的かも。革が分厚くて、中の身は白い。見た目はロンガンの中身に似ていますが、味は随分と違う。ほのかな酸味が効いていて、後味は皮の分厚いオレンジのような感じ。
ルクマサ(Ruku-Masak)
ルクが成長した姿がルクマサ。ルクほど皮は分厚くないし、ルクのようにオレンジの味もしない。皮の分厚さも味も、ロンガンとルクの中間のような存在だな。というのが自分の率直な感想。一般的にルクよりルクマサの方が食べやすくて美味しいと思います。
「ロンガン、ルク、ルクマサの違いが分からんやんけ!」というツッコミはなしだ。実際に今回フルーツを選定してくれたシンガポール人の当人も「見た目でルクとルクマサの判別はできない」と言っていました(笑)
他にも色々な果物がある
以上が今回試したフルーツだけど、シンガポールには、まだまだ色んな種類のフルーツがあるよう。こういった露天で食べられるフルーツは他にも以下のようなものがある。
● ドリアン ● ドラゴンフルーツ ● スターフルーツ ● パッションフルーツ ● チェンペダック ● グアバ
バナナ、パイナップル、マンゴーなどの日本でも簡単に手に入るメジャーな果物も含めると、食べきれない程の種類になるだろう。今まで果物はひたすらドラゴンフルーツとパイナップルのローテンションだったけど、たまには馴染みのない果物で冒険してみるのも良いなと思わされた。
ちなみに、タンジョンパガーのアンソンロード(Anson road)にも似たようなお店がある。ゲイランに行くと金を使いすぎてしまう人や、ゲイランに行くことに抵抗のある人は、アンソンロード(Anson road)がおすすめです。