どうも、シンガポール在住、底辺現地採用のXin(しん)です。
今日は毒を吐きたいだけ吐きまくります。
自分のような海外の外資勤務者が「海外はいいぞ、みんな来い」書いたら「こいつ、また海外マンセーとか言ってるぜ、ウゼェ」と思われるし、超ありきたりだ。
そんなことを懸念して、今まで海外就職について言及することを控えてました。
しかし、オンラインで何かを発信するには何か意義が欲しいし、前回の記事でも言及したとおり、このツイートで少し考えが変わりました。
これ見て、もともと海外就職をした動機の根底は「こんな理由だったな!」と今思いだした。ブログ使ってもっと労働力を海外に誘致しなくては‥‥シンガポールに日本人増えすぎたら息苦しくなるだろうけど‥‥葛藤じゃ😫 https://t.co/J8plKGz9X2
— Xin(しん)@シンガポール (@xinzaixinjiapo) 2018年5月31日
そこで今回は、考えが変わった気持の裏側をぶっちゃけた上で、ブラック企業を100%回避するためのポイントを呟きます。
物事は性悪説で考えるべき
日本高度経済成長期の名残である日本の終身雇用制度と年功序列制度。
とにかく正社員として入社して、何も問題を起こさず長く勤め上げれば、自動的に給料も上がり、身分も保証され、退職金もたんまり貰える制度。
基本的に怠惰な自分も「終身雇用と年功序列?それ良いシステムじゃないか!」と思う。
しかし、現在は日本経済が下降の一途を辿るなか、正社員として雇われた人たちの待遇を死守するため、簡単に首を切れる契約・派遣社員といった非正規雇用が増えている。
2018年現在、総務省の調査によれば、非正規雇用者の割合は全体の4割弱だったそうだ
そして、その非正規雇用者の大半が若者で、今日本を動かしている世代が逃げ切れる団塊世代。そりゃあ何も変わらないし、今の日本の若者にとって明るい未来はないやろ。
近年のモリカケ問題や、文科省元幹部汚職事件とかのニュース見ればわかるけど、物事は基本的に性悪説で考えるべきだ。
マザーテレサやガンディーみたいな神様のような一部の人たちを除いて、基本的に人間は自分(或いは家族)が第一優先で、彼らの利益のためには其の他大勢を騙したり搾取したりする汚い生き物。
先ずその事実を受け入れた上で、非正規で働き搾取されてる日本人の若い人たちも、性悪説でもって対処すべき。
具体的には「私たちを搾取するなら、日本に一切労働力を提供しないし、税金も払わない」とサクッと住所を海外に移して、国外に出てしまうと良いだろう。
健康保険や年金などのリスクマネージメントは自分でする必要はあるが…。
日本に対する冷めた目線
自分は言語、文化、教育、政治、給料、税金など様々なメリットがあったからシンガポールで就職した。
だけど「腐敗している日本には税金を落とすかコノヤロー」という憤りから、そういう道を選んだ側面も大きい。
自分も「自分と周りさえ良ければよい」と思っている利己的な人間。
もちろん、具体的な海外就職の方法や魅力を発信して、日本で苦しんでいる人が一人でも海外就職してマシな労働環境を得られることができれば、それはそれで意義のあることかもしれない…と思ったこともある。
だけど、それ以上に、上述のような過激な事を書いて日本国内で働くアンチに叩かれて精神的ダメージを与えられるリスクを避けたかった。
おまけに自分が住んでるシンガポールで就職されたら、シンガポール在住日本人を増やしてしまうことになる。息苦しくなるやんけ。
だから「日本にいる人の事は知らん、マゾ大国で勝手に消耗しとけば?」というスタンスで、海外就職に関することはダンマリだった。
「働き方改革」だの響きだけは良い事を言ってても、相変わらず無駄なことに労力を使って消耗する傾向は未だに健在なようだし…
こんな風にどうでもいいルールを作って議論して消耗するのが実に日本らしい。しかし、こうしてお上には逆らわない体質を国民に植え付けるのは国(=政治家とか?)にとっては大事なのかな?…って思う。 / “学校 ポカリはジュースなので禁止…” https://t.co/j0RF3Enwt9
— Xin(しん)@シンガポール (@xinzaixinjiapo) 2018年7月18日
寒ければ上着きれば良いと思う。何でもかんでもハラスメントがつく。若い人は税負担ばかり重くなるタックス・ハラスメント=タクハラ大国の日本から出てタックス・ヘイヴンで働くと良いと思います。 / “30度でも「寒い寒い」職場を熱帯園に…” https://t.co/UG6RT5U5SF
— Xin(しん)@シンガポール (@xinzaixinjiapo) 2018年7月24日
こういう内容を見るたび「一生、二度と、日本の企業では働かない」という気持ちが強まっていく。 もし自分が管理者の立場なら、遅刻しようがなんだろうが、会社の業績をよくしてくれる方を優遇する。 / “電車遅延のたびに必ず遅刻する社員を…” https://t.co/VvS7HbiwGo
— Xin(しん)@シンガポール (@xinzaixinjiapo) 2018年7月27日
諸悪の根源は体育会系気質にあり
ならそういった日本の体質の諸悪の根源はいったい何なのか。
自分は日本特有の体育会系気質にあると思っている。理不尽に立場の高いものが立場の低い者に対し、どんな事でもできてしまう日本人の特質、それが体育会系。
自分は他国民には見られない日本人の謙虚な性格、クオリティの高い日本の食事、面白い日本のエンターテイメントが好きだし、誇りに思ってる。
そんな日本人に生まれてよかったと思う事も多々ある。
だけど、この日本人の体育会系気質には反吐が出るほど嫌いだ。
学生の頃は、運動神経はどちらかと言えば良いほうだったので、そういった体育会連中に虐められた記憶はないけど、小学生の頃から体育での画一的な団体行動に違和感を感じていたし「ルールはルールだ」とほざく脳なし体育教師には虫唾が走る思いをしていた。
日本の運動会・運動部なんか廃止して、体育は簡単なボール遊びや保健の授業だけにしたら良いと思う。
部活動なんて、したい奴は地域クラブみたいのに参加させればいい。
自我の確立してない小学生に公教育で行進・起立・礼なんかの練習をさせて、絶対的服従の土壌を培うのが狂ってる。お前らヒトラー崇拝者かよ?と思ってしまう。
日本の公的教育機関は子供を体育会系に育て上げる洗脳施設に他ならない。
体育会系気質だからセクハラ・レイプも多い
従軍慰安婦がどうだの、社内セクハラどうだの、metooがどうだの、レイプされただの、ネット著名人女性の大告白も日本では流行ってる。
そういった事件が起こる原因も元を辿れば、過去にアジア人を虐殺しまくった狂った大日本帝国軍の気質の名残である体育会系にあると思う。
有無も言わさず立場の弱い者は、立場の高いものに平伏し、どんな要求であっても従わなければ虐められたり、居場所がなくなる。
そりゃそんな環境だと立場の弱い女性はセクハラの被害者になるだろう。
たとえば自分が住んでるシンガポールなら、どんな立場の人でも非合意での合体的なものがあれば、加害者も多大な被害を被る。
ネット・テレビ・新聞などで大きく報道されるだろし、禁固刑やムチ打ちなどの実刑になるだろう。そしてそれは加害者が政府の高官だったとしても例外はないと思う。
ところが日本では、加害者が会社の上司や権威のある政治家なら…「そういうエラい人には、どんな理由があろうとも、何されても逆らっちゃダメでしょ?」という空気が、体育会系気質のせいで流れてしまうのだ。
そのせいで加害者が罰を受けない例がゴマンとあるんだろう。
日々報道されるセクハラ・強姦・レイプの事件の加害者だって、殆どがガチガチの体育会系のラグビー部だったりするじゃないか。そして、日本人はそういった特徴を職場や仕事にまで持ち込むからタチが悪い。
日本の著名クリエイターや、元TBSワシントン支局長の例なんて氷山の一角だ。
だけど、この2人が仮に日本人的体育会系質がないシンガポールに生まれ育ってれば、こんな事件を起こす人間にならなかったのでは思う。
海外就職を誘致して経団連にひと泡吹かせる
そんな訳で「日本のネガティブな側面は殆どが体育会系が原因だと言っても過言ではない」と自分は思ってるわけだけど、そういった気質を社会の現場で利用しているのが日系企業であり、その総本山であるのが経団連だと思ってる。
「それでもまあいいや!今の自分には関係ないし!」
と思っていたのが3〜4ヶ月前。しかしプロの海外無職であるshishimong氏のこのツイートを見て考えが変わってきた。
「選挙の一票なんて何のチカラもないけど、労働者がこぞって海外流出して労働力も税金も日本から引き抜けば大きな影響力を及ぼせる。政治家と経団連に一泡吹かせてやろうぜ。」
※添付済みのツイートと同じやけど!
自分も過去に日本の職場で嫌な気分にさせられた事は幾度となくある。
そういった特徴を保守してきたのは、外でもない政治家や経団連に代表されるような古い体質だ。
つまり過去の出来事とはいえ、そういう日本の体制に恨みがある。なので「海外就職を誘致しまくる」ことで奴らに一矢報いることができるのであれば、積極的に発信したい。
そしてそれが、国内弱者(非正規雇用者)の賃金上昇にも繋がるのなら一石二鳥じゃないか。
高プロなんて辞めろ。増税なんか辞めろ。さっさとカジノを作れ。既得権益者を排除しろ。予算の用途を透明化しろ。
日本人は完璧大好きの完璧主義者ばかりくせに「終業時間」と「権力者の責任の所在」だけが、ぜんぜん完璧じゃない。「仕方ない」とか言ってるんじゃない仕方なくない。
日本でブラック環境で悶々と働いている人は速攻で退職して、海外就職すべきだと思う。
ブラック過ぎて辞めさせてもれない、なんてパターンもあるでしょうが、最近は退職代行なんて便利なサービスも流行ってるようですし、サクッと辞めてしまえば良いと思います。
ブラック企業を100%回避する方法
などと少し汚い言葉遣いで書き過ぎた気もしますが、それらを踏まえたうえで「ブラック企業を100%回避する方法」を紹介したいと思います。
一般的にはブラック企業を回避する方法として…
- 残業代は出るか出ないか
- 給与は低過ぎないか
- 休みが少なくないか
- 離職率が高くないか
- ノルマはあるかないか
- オフィスの電気は何時まで?
など様々の項目がネットは散見されますが、こんな項目では少し弱い。
自分が強調したいブラック企業回避方法は、たった一つの特徴に当てはまるかどうかチェックすればよく、爆発的な効果がある優れものです。
それは…
- 同僚に日本人はいるかいないか
これだけです。
もちろん日本人がいなければ非ブラック確定。日本人が半数以上いたら赤信号です。
自分は同じ職場でかれこれ5年近く働いてますが、就職した当初は日本人同僚はたったの二人/全社員数千人でした。
そのあとその二人が本帰国したり転職したりして、かなり長い期間「日本人は自分だけ」という環境を経験しました。
「どうしても日本人ネイティブに対応して欲しい!」という客が来た場合は、率先して対応させられるのでイライラしますが、それでも同僚に日本人がいないのは凄く有難い。
余計な気を使わされたり、忖度させられたり、残業させられたり、そういった事がないので(技術がつくかはどうかは別として)ストレスフリーです。
たとえ日系企業でもオフィスに日本人がいなかったり、日本国内であっても日本人のいない職場というのがあれば、オススメできる職場に違いありません。
そんな訳でもしシンガポールやその他の海外で就職を考えている人は、ぜひ就職活動の際に「日本人のいない職場」を検討してみてください。ブラック企業がいやな人は絶対に後悔しないはず。
転職自体は最初は転職エージェントを使うことになると思います。自分の場合は一社目の日系ブラック企業はJACリクルートメントで、二社目は友人の紹介で決めました。
シンガポールには様々なエージェントがあるので適当に登録して「同僚に日本人がいない案件何件持っているか?」を基準に考えて、良いと思ったエージェントを使えば良いのではないかなと思います。ちなみにモンスターという転職マッチングサイトもこちらでは良く使われています。こちらの方が日本人不在案件多いのではないかな?と思ったりもします。
「英語コミュニケーション能力に自身がない?」
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