2014年5月29日。
上空からのプノンペンの風景は想像以上に何もなく、旅行の不安を掻き立てるのに充分過ぎるほどだった。
プノンペン国際空港に到着。
これは空港と言えるのか、と思えるほど質素な建物だが、必要なものは揃っているようだ。観光ビザをUSD22.00(USD2.00は写真のない人に請求される)で取得しゲートを出ると、すぐに目に飛び込んできたのは、4、5店程連なるSIMカード売りのブース。
どの店も値段がだいたい同じだったので、適当にSMARTというキャリアのUSD5.00の2.5GB分のデータ通信とUSD5.00分の通話SIMを購入した。シンガポールで使っているXperia SP(Root取得済み)も問題なく認識したため幸先が良い。
3Gの設定をしてくれたSMARTの店員さんに予約したホステルまでタクシーならいくらぐらい掛かるか聞いてみたところ、USD12.00という返事が返ってきた。
さらに突き進むと、トゥクトゥクチケット売りのブースがあり、おっさんがしきりに勧誘してくる。いつもしつこい勧誘は避けているが、ブースに張り付けられてあるTUK TUK 7$の張り紙を見つけたため足を止めた。自分が泊まるホステルにもUSD7.00で行ってくれるか聞いたところ、USD7.00だけで大丈夫、しかもホステルの場所は知っているとのことだったので、頼むことにした。
適当にドライバーと駄弁りながらの移動。途中で止まるドライバ-。
ドライバー「ちょっと友達が電話をかけてきたから、停車してもいい?」
Xin「いいよ。問題なし(やはりアジアはこの緩さがいい!)。」
ドライバー「ガソリンが足りないんだけど、ガソリン代くれない?」
Xin「ん?そのお金は運賃としてのものだよね?」
ドライバー「あーえっと。うん、そうそう。」
Xin「あー、細かいお金がない。10ドル札ならあるけど、お釣りはある?」
ドライバー「あるよ。」
Xin「お金もってるじゃん。」
ドライバー「・・・」
気まずい雰囲気のまま何とか、到着した後USD7.00だけ支払ってホステル(The White Rabbit)に到着。
ここはバーとホステルが一体となっている店で、雰囲気が良い。
1泊USD5.00前後と激安だったので、不安だったけど、その不安は到着後吹き飛んだ。