2014年5月31日。
お昼休憩地点を出発後約2時間ほどでシアヌークビルに到着。このカンボジア南海岸のシアヌークビルは、隠れ家ビーチリゾートとして知られているらしい。
若干ダークな雰囲気のプノンペンとは違い少し明るい雰囲気だ。
バスから降りて、2人と合流し計9名で予約しているホテル「ストロベリーバンガロー」まで2台のトゥクトゥクをチャーターした。
ダニット、ダニット妹、ヴィニー、ランディと1台のトゥクトゥクに乗り込んだ。
発車後10分後ぐらいだろうか、ピーサップ、アニータらが乗っている前方のトゥクトゥクが何故かスーパーマーケットの前で停車する。彼らの意を察し、キレるダニット。
ダニット「これだからカンボジア流は超嫌い。」
Xin「カンボジア流?」
ダニット「ホテルで売っているお酒や食べ物は高いから、それまでの道中の店で安く調達するの。それがカンボジア流。」
Xin「なるほど(USJに入る前にコンビニでおにぎりを買うようなものか)。日本でも、似たような事するけどな~。」
ダニット「もぉ、これだからアジア人は・・・。万一、明日や明後日、事故や病気で死なないとも限らないのに、楽しめるうちに楽しんどかないと。時間の方がもったいない」
どちらかというと、普段は倹約に努めている自分にとって少し耳が痛い指摘だった。が、ヴィニーとランディ、ダニット妹までも、ピーサップらの行動に賛成な様子。
いかに、このグループのリーダーとして圧倒的な存在感を誇るダニットも、大多数の意見には逆らえない様子で渋々スーパーマーケットの中に入る。
ワインやカクテルのリキュールを揃える一行。
値段はUSD6.00~USD13.00と確かに安い。
しかし、驚くべきはタバコの値段だ。一箱USD0.40~USD1.00と。ここのタバコは世界一安いのではないだろうか。
一通り調達し再度トゥクトゥクに乗り混み数分後、ピーサップ達は、今度は酒屋に停車する。ビールをまとめ買いするためだ。諦めた表情でダニットは、ピーサップを呼びつけビールの銘柄を確認しレシートを必ず取っておくよう念を押す。
そして、声高らかに話しかけてくる。
ダニット「レシートを取らせる。だからチーティングはできないんだから。」
うむむ、身内までも疑うか(笑)。だからカンボジアには半腐敗組織が必要なのだなと思った。